こんにちは。ちはるです。 もちろん自宅で最期を迎えることが本人にとって理想です。 施設を利用したいと思ってもすぐには入所できない現状があります。 そのために事前の準備(情報収集)が大切です。 \ ま ず は 気 軽 に 資 料 請 求 し て み ま し ょ う ! /
私は長年介護施設や訪問介護など仕事を通して、様々な家族を見てきました。
在宅で姑を介護する嫁。高齢の母親の介護をする独身の息子。認知症の旦那を一人で介護する妻。
家庭には、それぞれ事情があります。
しかし、在宅で介護をしている人たちを見ると、皆悩みを抱えており、日々の生活に疲れ切っています。
「介護する側と介護される側の本当の幸せとは?」と考えた時にお互いの心身が健康で、より充実した生活ができる必要があります。
でも介護する側と介護される側お互いの幸せを掴むために、介護施設に入所することも選択肢の一つです。
まずは住んでいる近くの施設の詳しい情報を調べてみましょう!
人は誰しも歳をとります。
その中で事故や病気などが影響し、在宅介護を受ける事となるケースも少なくありません。
身体が不自由になり、思うようにいかなくなるのは、本人にとってとても辛い事です。
しかし、その介護をする家族も同じように大変な事で、先の見えない介護に悩まされることもたくさんあります。
当たりどころのないストレスとイライラや不安感が募ってしまい、介護する家族も病気になってしまう可能性があります。
今回は在宅介護で不安になる原因と対策方法をご紹介して行きます。
この様な疑問を解決します
- 在宅介護の不安な原因は何か
- 在宅介護の不安を解消する方法はどの様な事があるのか
- 行政等の対応出来る事はあるのか
目次
在宅介護の不安な原因は何か
高齢者を自宅で介護する在宅介護
自分の親であったり、義理の親など、これまでお世話になった人の介護であれば、恩返しという思いで介護をする人もいるかもしれません。
しかし、実際に介護をすると、身体的負担や精神的負担がのし掛かってきます。
私の友人宅も現在は親の介護を必要で「日々大変な毎日を過ごしている」と言っていました。
在宅介護の不安やイライラの原因を見ていきましょう。
介護者である家族が病気になると在宅介護が困難になってしまう
1つ目の在宅介護の不安な原因は、家族が病気になると在宅介護が困難になってしまう事です。
何事も身体が資本の中で、家族の在宅介護中に自身や家族が病気になってしまうと、人手不足となってしまい、在宅介護の継続の困難を極めてしまいます。
これでは、話にもなりませんよね、そうならない様に日々の自己管理に徹底しなければなりません。
私の友人の方でも在宅介護中に精神的疾患である介護うつという病気になってしまい、その症状が以下の通りです。
- 食欲不振
- 睡眠障害
- 倦怠感
この3点を中心に友人は大変悩まされて、暫くの間在宅介護への対応等が出来なくなってしまったそうです。
自分自身が病気に掛かると、本当に辛い想いをしてしまうので、身体が資本だけに充分な体調管理をしなければなりません。
認知症の家族への対応が難しい
2つ目の在宅介護の不安な原因は、認知症の家族への対応が難しい事です。
認知症とは様々な脳の神経細胞の減少等により、日常生活を正常に送れなくなる状態になってしまい、家族の介護が無ければ予想外の行動もとってしまう、時に懸念するべき症状です。
近年では高齢者の交通事故も目立ち、本人だけでなく、周りの人間にまで被害が及んでいる状況です。
コミュニケーション能力の減退によって、介護側との意思疎通ができなくなり、ストレスを感、介護する側もされる側も辛くなるケースも少なくありません。
厚生労働省のアンケート結果によりますと、要介護3以上では40%も上記の様な事で悩みを抱えてしまっているとの事でした。
私の父親も現在は、認知症が進み施設に入所していますが、施設に入所する前は、認知機能が低下し、日常の生活を送るのも困難となり、目が離せない状況でした。
私が言ったことに対して返事はするのですが、理解ができず、また同じ問題行動を繰り返していました。
一度なら良いのですが、何度も同じことを言わなくてはならず、本当にストレスを感じていました。
自由な時間が減ってしまう
3つ目の在宅介護の不安な原因は、自由な時間が減ってしまう事です。
24時間付きっきりで、食事や排泄等もしなければならないので、当然ストレス等の負荷はとても大きいです。
更には仕事をしている場合は両立しなければならないので、更に負担が増加しますし、自由な時間も減ってしまいます。
仕事と両立出来ない場合は「介護離職」という選択肢を迫られてしまい、最悪介護を優先しての職場を退職せざるを得ないという、介護者側の人生に影響を与えかねません。
私の周りにも介護を優先し、仕事を辞めてしまった友人がいます。
「自宅で介護をメインにしてしまうと、どうしても付きっきりになってしまい、介護する側と介護される側の二人だけの世界に閉じこもり、精神的なストレスが尋常ではなかった」と友人は話していました。
その友人も少しうつのいような症状が出てしまったそうですが、ヘルパーなどの福祉サービスを利用し、一定の距離を保ち自分の時間を作ることで、ストレスの軽減になったそうです。
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在宅介護の不安を解消する方法は何があるのか
ここまでは、在宅介護の不安の原因をご紹介して来ました。
次はその原因を解消する為の方法をご紹介します。
自身の心身と環境面が改善の方向に向かって行ければ、より一層安心して介護に取り組めますし、モチベーションは維持出来る事でしょう。
親の介護が必要になった際の悩みの原因とその対策をしっかり把握しておくことで、介護する側と介護される側どちらも充実した生活を送ることができます。
それでは、ご紹介して行きましょう。
無理をしないで弱音を吐く時も大切
1つ目の在宅介護の不安を解消する方法は、無理をしないで弱音を吐く時も大切な事です。
ずっとストレスを溜め込んでいても介護うつになったり、その他の心身の不調に繋がってしまいますので、無理をしないで時には弱音を少しでも良いので、吐いてスッキリする事も大切です。
ストレス発散もしつつ、在宅介護に向き合って行く事で、日々の生活の質が向上する事でしょう。
私の友人も会った時に良く「凄く大変。嫌になる」など愚痴をこぼしていました。
親の介護なのだから、「愚痴は言ってはいけない」と考えてしまうかもしれませんが、私は逆にストレスを吐き出した方が良いと思います。
人に話すだけで心がスッキリする体験は皆さんもしたことがあると思いますが、その通りです。
完璧な人間なんていないのですから、愚痴を漏らしましょう。それがお互いのためになるのです。
自治体の支援サービスを利用する
2つ目の在宅介護の不安を解消する方法は、自治体の支援サービスを利用する事です。
その目的としては、やはり「介護者の時間を作る」ことが挙げられます。
全ての介護を家族だけで背負うのではなく、ヘルパーやデイサービス、福祉用具のレンタルサービスなどを利用することでできるだけ介護の負担を減らしていきましょう。
最悪の場合は介護施設への入居を検討してみる
3つ目の在宅介護の不安を解消する方法は、介護施設への入居を検討してみる事です。
もし在宅での介護が難しいようであれば、施設入所させることも一つの方法です。
現在は、自立している方から要介護5の方まで入所できる施設があり、介護の専門家が24時間体制で食事や排泄の介助をしてくれます。
その人に合った施設に入所することで、残りの人生を快適に過ごせるようになるはずです。
また本人だけでなく、家族も安心し、家族の時間的な余裕も生まれるので、お互いに無理なく関わっていくことができます。
私も父親を在宅で介護している時は、常にイライラして父親に対する怒りの気持ちしかありませんでした。
しかし、施設に入所することで、安心と時間的余裕を得て、心に余裕ができることで父親に対して優しい気持ちになることができました。
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まとめ
今回は在宅介護の不安の原因と解消をする方法をご紹介しました。
以下がまとめとなります。
- 在宅介護は時間の制約があり、ストレスが溜まりやすいため介護うつ等の心身の疾患を未然に防ぐ事を意識する
- 日頃の在宅介護対策に合わせて、時にはストレス発散の為に弱音を吐いたりする事で、ストレス軽減に繋がる
- ヘルパー、デイサービスや介護施設入所を検討する等、行政や支援施設を利用する事も積極的に検討して行く
在宅介護は大変な役割でもありますが、それを想定して国は既に対策をしていますので安心して取り組んで欲しいと私自身は思っています。
自分の親等、私達を子供の頃から見守り続けてくれたり、育ててくれたりしてくれた人に対しての恩返しが介護です。
介護に対する対策を事前に講じて、お互いが無理なく付き合い、より良い人生にしていけるように心がけてみましょう。
この記事が介護に悩む方に少しでもお役に立てれば幸いです。