みなさんはスノーボードの戸塚優斗選手をご存じですか?
平昌五輪にも出場をしていたハーフパイプ選手ですが私は先日のニュースで知りました。
「世界4大大会を4連勝!」と聞き「え?全部優勝ってすごい」と驚きしかありませんでした。
見た目は「さわやかなイケメン」ですがハーフパイプでのジャンプは高く、縦横を交えたトリックは圧巻です。
攻めたジャンプで世界大会を連勝している戸塚選手は、北京オリンピックの金メダル候補として注目させています。
戸塚優斗選手の強さや魅力はどのようなものなのでしょうか。
本記事では戸塚選手の強さの魅力と北京五輪への気持ちを紹介します。
目次
スノーボード戸塚優斗選手のプロフィール・経歴
スノーボードの全日本選手権は14日、札幌市のさっぽろばんけいスキー場で男女ハーフパイプの決勝が行われ、3月の世界選手権を制した戸塚優斗(ヨネックス)が94.25点で2大会連続3度目の優勝を果たしました。https://t.co/t6O9j7ZXel#スノーボード#ハーフパイプ#戸塚優斗
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) April 14, 2021
プロフィール
- 名前:戸塚優斗(とつか ゆうと)
- 生年月日:2001年9月27日(20歳)
- 出身地:神奈川県横浜市
- 身長:169cm
- 体重:65kg
- 所属:ヨネックス(日本体育大学体育学部在学中)
- 好きなこと:バイク(愛車:Ninja400 カワサキ)、ミセスの曲
経歴
- 2歳ころに両親に連れられてスノーボードを始める
- 小学3年の時にヨネックスのキャンプに入りハーフパイプを始める
- 小学5年 日本スノーボード協会公認プロ資格取得
- 中学時代 全日本ジュニア選手権で2回優勝
- 高校時代 ワールドカップ初優勝 2季連続の年間総合優勝
- 2018年 平昌五輪11位(転倒し棄権)
- 2020-2021年 世界最高峰の4大大会で4連勝
スノーボード戸塚優斗選手が強すぎる!4大大会で4連勝
FLUX戸塚優斗が国際大会4連勝!
— FLUX Japan (@flux_japan) March 22, 2021
ワールドカップ最終戦 U.S.グランプリにおいて戸塚優斗が優勝を獲得し、ワールドカップ開幕戦、X GAMES2021、FISスノーボード世界選手権、ワールドカップ最終戦と今季国際大会4連勝を飾りました。
TEAMカラーのXFが白い板に映えますね!https://t.co/A8Xo7Vtpgm pic.twitter.com/8yEp9iuw04
戸塚選手は主要4大大会で4連勝の圧倒的な強さです。
実際に2020-2021年の戸塚選手の戦績を見てみましょう。
【戦績】
- 2020年 USオープン(米コロラド州)優勝
- 2021年 LAAX OPEN(スイス・ワールドカップ大会)優勝
- 2021年 X GAMESスーパーパイプ(米コロラド州)優勝
- 2021年 FIS世界選手権(米コロラド州)優勝
高さのあるジャンプと難易度の高い技を決めて、世界最高峰とも呼ばれている主要4大会をすべて優勝しています。
迫力のあるジャンプやトリックは圧巻です。
- 1位 戸塚優斗 96.25
- 2位 スコッティ・ジェームス 90.50
- 3位 ヤン・シェラー 87.00
ちなみにスコッティ・ジェームス選手は昨年まで絶対王者として君臨しており戸塚選手は2位でした。
このことからも戸塚選手の実力が着実に上がり力をつけてきていると言えるでしょう。
ここまで強いと「短期間に何があったの?」と思いますよね?
地道なトレーニングの積み重ねの結果だと言えます。
元々身体能力の高かった戸塚選手は中学に全日本ジュニア選手権で2回優勝。
高校時代にワールドカップ初優勝 2季連続の年間総合優勝の戦績の実力の持ち主です。
「彗星のごとく現れた高校生スノーボダー」として取り上げらます。
テレビでは平昌五輪のメダル候補選手としても注目を集めましたが、結果は11位でした。
大技を決めようとしますが、ふちに乗り上げ激しく転倒。
担架で運ばれ「3回目のハーフパイプは棄権」することになります。
世界優勝も経験してきた戸塚選手ですが、五輪のプレッシャーによる緊張は想像以上に大きく「キャパを超え、制御できなかった」と語っています。
自身に足りなかったのは「高さ」と「スイッチバック(後ろ向きの踏み切りで技に入ること)」と振り返る戸塚選手は弱点を鍛えるために体幹を鍛えるトレーニングなど徹底的に練習を重ねます。
胸元の厚みや太ももの太さなどがっちりとした戸塚選手の体格ですが、平昌五輪の体重58㎏から65㎏まで増やし体造りをおこなってきています。
実際に2019-2020年のシーズンでは2位の戦績を2020-2021年には1位の戦績に変えてきており着実に実力を上げてきているのがわかります。
その結果が「世界最高峰の主要4大大会で4連勝」と圧倒的な強さで証明されていますね。
スノーボード戸塚優斗選手の北京オリンピックへの気持ちは「自信あり!」
平野歩夢を見て「本当にスノーボードを休んでいたの?」 世界選手権初Vの戸塚優斗が意識する“北京五輪の強敵”(矢内由美子)#スノーボード #戸塚優斗 https://t.co/5bTH8FHZkZ
— Number編集部 (@numberweb) April 19, 2021
戸塚選手は北京オリンピックへの気持ちを「自信あり!」と語っています。
気合を示すコメントではなく「技の完成度」と「4大大会で4連勝」が素直に“自信”につながっているコメントと言えるでしょう。
USオープンでは難易度の高い「ダブルコーク1440」(縦2回転、横4回転)を成功させ優勝するなど結果を残しています。
結果だけみると「結構余裕あるんじゃないの?」と思ってしまいますよね?
しかしジャンプは「やっぱり怖い」と話しています。
ハーフパイプの技の得点基準は「高さ」と「回転数」です。高得点を狙いにいこうとすれば必然的にリスクが伴います。
しかもハーフパイプは大会ごとに「コース幅」や「壁の高さ」が異なることが難しいポイントでもあります。
この違いはゲレンデの傾斜を利用してハーフパイプのコースが作られるためです。
なのでいくら練習で完璧に技をメイクしていても、本番では大きく変わることがあると言えます。
戸塚選手は『パイプに合わせるのが得意』と話していますが“怖い”と感じるのは本心でしょう。
気迫あるライディングでギリギリを責めるジャンプには目を奪われますが、失敗したら大ケガは避けられないでしょう。
そんな戸塚選手はネックレスにお守りをつけ、試合前には好きなアーティストで緊張をほぐすなどリラックスにつとめているそうです。
着実に力をつけてきている戸塚選手は北京五輪に向けて「自信はすごくある。自分の滑りができれば、金メダルを取れると思っている」と話しています。
また「大技“トリプルコーク(縦3回転)」をほのめかす発言も語っています。
もしかしたら北京五輪という大舞台で大技を見ることができるかもしれませんね。
平昌での弱点を練習で克服してきた戸塚選手。プレッシャーは感じつつも着実の結果を残してきています。
北京五輪への「自信あり!」が金メダルにつながるように応援をしたいですね。
まとめ
戸塚優斗選手の魅力をお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?
- 横浜市出身の戸塚選手はヨネックスキャンプでHPにのめり込む
- 体幹トレーニングで圧倒的な強さ!世界最高峰の4大大会で4連勝
- 平昌での借り北京で返す「自信あり!」大技トリプルコーク(縦3回転)をほのめかす
少しでもみなさんに魅力が伝えることができれば嬉しいです。
平昌五輪から体幹トレーニングを重ねた戸塚選手は圧倒的な強さを見せています。
世界最高峰の4大大会で4連勝と実力も十分と言えるでしょう。
もうすぐ始まる北京五輪での戸塚選手の金メダルや大技“トリプルコーク(縦3回転)”にも期待したいですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました!