こんにちは。ちはるです。 もちろん自宅で最期を迎えることが本人にとって理想です。 施設を利用したいと思ってもすぐには入所できない現状があります。 そのために事前の準備(情報収集)が大切です。 \ ま ず は 気 軽 に 資 料 請 求 し て み ま し ょ う ! /
私は長年介護施設や訪問介護など仕事を通して、様々な家族を見てきました。
在宅で姑を介護する嫁。高齢の母親の介護をする独身の息子。認知症の旦那を一人で介護する妻。
家庭には、それぞれ事情があります。
しかし、在宅で介護をしている人たちを見ると、皆悩みを抱えており、日々の生活に疲れ切っています。
「介護する側と介護される側の本当の幸せとは?」と考えた時にお互いの心身が健康で、より充実した生活ができる必要があります。
でも介護する側と介護される側お互いの幸せを掴むために、介護施設に入所することも選択肢の一つです。
まずは住んでいる近くの施設の詳しい情報を調べてみましょう!
2019年に「老後2000万円問題」が話題になりましたよね。
実際に老後公的年金だけでは暮らしていけないのでは、と不安を感じている人は82.5%もいうそうです。
老後は本当にそんなにお金がかかるのか、どうやって貯蓄していけばよいのか、お金があるとどんな老後を過ごせるのか全国の平均値を参考にしながらまとめてみました。
私は今の生活で精いっぱいで老後のお金のことなんて考えたくありませんでしたが、現実を見て毎月少しずつでも預金以外の方法で貯蓄しようと心に決めましたよ。
目次
老後の生活費いくら?本当に2,000万円も必要になるの?
ざっくりと2,000万円必要と言われても、実際にそんなにかかるのか、どういう計算で出た数字なのか気になりますよね。
あくまで平均値ですが、シミュレーションとともに金額を明確にしていきます。
老後資金を使うのは何年間?
生命保険文化センターの調査によると、老後資金老後資金を使い始めるのは平均65歳です。
一方で2019年に厚生労働省が発表した平均寿命は女性が87.45歳、男性が81.41歳でした。
男女で足して計算した平均寿命は84歳ですね。
つまり、65歳から平均して19年間もの間老後資金で暮らしていくことになるのです。
老後の生活費は月にいくらかかるのか
総務省統計局が行った家計の調査によると、夫65歳、妻60歳以上の夫婦のみで暮らす、無職世帯の日常生活にかかる費用は平均して約26万円となっています。
社会保障給付金(年金)などによる実収入が22万円なので、毎月約4万円の赤字です。
毎月4万円×12カ月×19年間=912万円は少なくとも貯めておく必要があります。
また生活費以外にも、介護費用として1人300万円、冠婚葬祭の費用も考えるとプラス1,000万円の貯蓄が必要になるでしょう。
つまり、「老後資金に2,000万円必要」というのは本当の話だったのです。
とはいえ、うちにはそんなお金ない‼という人がほとんどだと思います。我が家にもそんなお金ありません。
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不足する金額はどのように準備する?
老後資金を十分に準備できているという人はどれくらいいるのでしょうか?
2020年に保険会社が60歳の人を対象に行った貯蓄金額の調査によると、おおよそ半数の人の貯蓄額が1,000万円未満であることがわかりました。
今から少しでも蓄えを作って将来の不安を減らしましょう。
まだまだ働ける現役世代
30代から50代の現役世代に行ったインターネット調査によると、約半数の人の現在の貯蓄額が300万円未満でした。
今度貯められそうな老後資金の金額は、過半数が1,000万円未満で、そのうち40%が300万円未満しか貯められないと答えています。
私も自分たちの老後よりも先に、ついつい子どもの進学費用の方に目が行ってしまっています。
しかし将来的に子どもや親戚に迷惑をかけないためにも、今から2,000万円貯めるためにできることから始めてみたいと思いました。
今からできること
一番の理想は年収が上がって増えたお金を老後資金にすることですが、なかなか難しいですよね。
貯金をするために生活水準を下げすぎても、生きる楽しみが減ってしまいます。
できるだけ今の生活を保ちながら老後資金を貯めていくためにも、貯蓄の開始年齢が早いほど毎月の負担額が少なくなりますよ。
お金の貯め方は色々とありますが、老後資金を貯める方法を5つ紹介します。
銀行の口座に預金していくだけではなく、生命保険料控除等で節税をするなど賢くお金を増やせるといいですよね。
口座預金以外の資金形成方法
預金以外で老後資金を増やす方法を4つご紹介します。
それぞれにメリット・デメリットがありますので、自分に合ったものを見つけてみてくださいね。
つみたてNISA(投資信託)
投資信託を毎月定額で購入しつづける投資方法で、投資先は金融庁が投資に適していると判断したものに限られるため初心者でも始めやすいです。
運用で儲かった金額にかかる税金が最長20年間、年間40万円まで非課税になりますが、元本保証がないので資金が減る可能性もあります。
低解約返戻金型終身保険
保険料払い込み期間中の解約返戻金を低く設定することで、他の終身保険よりも保険料が抑えられています。
期間満了まで払い込みが終わると返戻率があがりますが、途中で解約すると、受け取れる金額が支払った金額より少なくなる可能性があります。
終身の死亡保障が得られるので万が一の保障にもなり、保険を使わなければ資産形成にもなります。
生命保険料控除が受けられることもメリットの一つです。
個人年金保険
毎月保険料をかけ続けて、60歳から年金として受け取ることができる保険商品で、生命保険料控除が受けられます。
昔は円建てが主流でしたが、低金利が続いているためドルなどの外貨建てに移行しているようです。
途中で解約したり早くに亡くなると元本割れする、金利が固定されていると物価変動に対応できないといったデメリットがあります。
iDeCo(個人型確定年金)
60歳未満のすべての人が加入可能な、自分で資産運用をしていく私的年金の一つです。
掛け金が全額所得控除になるメリットもあり、人気が高まっています。
運用型なのでお金が減る可能性もあること、60歳まで解約できないことがデメリットです。
65歳以上の人が今からできること
すでに65歳をすぎている方も、老後資金を増やすチャンスはまだありますよ。
60代で働く人の割合も年々増えていますし、まずはこれからまた働くことも考えてみてください。
私の祖父も定年退職後、警備員のアルバイトをしていましたが予定があるだけで生活に張りがでると言っていましたよ。
65歳~69歳の男性の就業率は2007年に46.9%だったのが、10年後には約8%増の54.8%になっています。
65歳を超えると、7割の方が契約社員やアルバイトといった非正規雇用になりますが、年収200万円程度であっても、5年働けば1,000万円になります。
また現役世代にもおすすめした、非課税で投資できるNISAなど手元にあるお金を運用して増やす方法もあります。
これから先の人生を楽しく暮らすために、ぜひ新しい働き口や自分に合ったお金の運用方法を探してみてくださいね。
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老後資金は多いほど安心
老後資金は多いに越したことはないと誰もが考えますが、その理由は大きく3つあります。
年金は減っていくかもしれないから
「少子化によって年金制度が破綻し、将来は年金がもらえなくなる」と心配する人もいますが、年金が全くもらえなくなるということはありません。
数年前までは、年金の支給開始が60歳からでしたが、現在は65歳からと遅くなっていますよね。
2015年に15,590円だった国民年金保険料は5年間で1,000円引き上げられ2020年には16,500円になっています。
このように現役世代の負担額を増やしたり、受給資格を引き上げたりすることで財源が減っていっても年金制度は維持されているのです。
しかし年金を受給できたとしても、金額が減ったり受給開始年齢が今より更に上がったりする可能性は高いので、年金に頼りすぎず準備しておく必要があります。
介護費用がかかるかもしれないから
ほぼ9割の人が介護保険制度によって介護サービスを1割負担で利用しています。
ただし介護保険を使える金額は介護度によって上限があり、超えた分の金額は全額自己負担によって介護サービスを受けることになります。
生命保険文化センターの全国調査によると、月に支払った介護費用の平均額は78,0000円でした。
また介護をするにあたって、家の中に手すりをつけたり介護用ベッドを購入したりする必要もでてくるでしょう。
介護生活の初期費用の平均額は69万円です。
私の祖父母宅も、介護が必要になってきた初めの段階で、玄関と廊下、トイレに手すりを設置していました。
介護は始まってみないと、どのようなサポートがどの程度必要になるのかわかりませんよね。備えあれば患いなしですよ。
ゆとりのある生活がしたいから
夫婦二人で老後の日常生活にかかるお金は、月平均26万円でしたよね。
一方で生命保険文化センターの調査によると、「お金にゆとりのある老後」を過ごすためには月平均36.1万円必要だという結果が出ています。
つまり2,000万円貯めたとしても、ゆとりのある生活をしたいならプラス250万円ほど必要になるということです。
お金に余裕がなければ旅行も趣味も、親戚付き合いでさえしづらくなってしまいますよね。
孫におもちゃを買ってあげたり、夫婦で旅行に行ったり、友人と食事に行ったりと残りの人生を楽しむためにもより多くのお金が必要です。
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まとめ
老後かかる生活費は平均して夫婦二人で26万円、ゆとりのある生活をしたいなら36万円必要だということがわかりました。
預金しているだけでは老後の資金づくりには不十分です。
上手に資産運用をすれば、節税しながら今あるお金を有効活用できますよ。
65歳から平均寿命で19年間、老後資金の心配をせずたのしく暮らすために、1日でも早く老後資金を貯めはじめましょう。
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