2022年2月4日に開催予定の北京オリンピックまでいよいよ100日を切ってきました。
メディアやインターネット上のニュースでも五輪情報が増えて来ています。
ヤフーニュースでも『日本では金メダル3個?』なんてタイトルで日本人の金メダル候補の紹介がありました。
そこに書かれていたのは、アメリカの大手データ会社(グレースノート)のメダル獲得予想。
日本の金メダル獲得の予想は2018年平昌オリンピックより1つ減って3個になるとのこと。
その金メダル候補としてスキージャンプ女子の高梨沙羅(クラレ)、スノーボード男子ハーフパイプの戸塚優斗(ヨネックス)、スノーボード女子ビックエアの鬼塚雅(星野リゾート)の名前が挙げられていました。
また総メダル数は金3,銀4,銅6の系3個で平昌オリンピックと同数との予想をしていました。
この数字を見て皆さんは多いと思いましたか?
それとも少ないと思いましたか?
今回はここで挙げられた金メダル候補の出身や経歴などの紹介やその他、国内外で注目されている金メダル候補の日本代表選手の紹介をしてみたいと思います。
目次
金メダル候補3人の出身や経歴を紹介
スキージャンプ女子 高梨沙羅
プロフィール
- 名前:高梨沙羅(たかなし さら)
- 職業:スキージャンプ選手
- 出身:北海道上川郡上川町
- 生年月日:1996年10月8日
- 身長:152cm
- 血液型:A型
- 出身大学:日本体育大学
- 所属クラブ:クラレ
経歴
北海道上川郡上川町出身の高梨沙羅選手。
現在、25歳(2021年11月15日時点)の彼女は8歳の頃からスキージャンプをはじめ、2011年2月に開催されたコンチネンタルカップでは女子選手初の史上最年優勝を果たしています。
FISワールドカップでは4度の優勝。
2014年に行われたロシアのソチオリンピックでは惜しくも4位とメダルに届きませんでしたが、2018年に行われた韓国の平昌オリンピックでは銅メダルを獲得。
その後、ルール変更などもあり、調子を崩していた高梨沙羅選手ですが、今シーズンに入り復活。
FISワールドカップでは男女を通じて歴代最多の
60勝に到達しました。
また、男女歴代最多の109度目の表彰台に立ち、歴代最多記録も更新。
これは彼女が15歳だった2012年1月にはじめて表彰台に立って以降、大会出場157試合目での新記録樹立です。
まさに日本が誇れる『空飛ぶ、小さな巨人』の高梨沙羅選手ですが、彼女が見据える先はもちろん 2022北京オリンピックでの金メダル獲得。
「残り3か月だが目の前のことをつなげることでいい結果につながると思うので最後まで走り続けたい。金メダルを目指して頑張っているが、いちばんは成長した姿を見てもらいたい」
彼女自身、助走スピードの改善だけではなく、空中でさらに効率よく進む『理想のジャンプ』を追い求め、日々、研究してるとのことなので、
後は現在の好調をいかに本番に持っていけるかにかかっているのではないでしょうか?
スノーボード男子ハーフパイプ 戸塚優斗
プロフィール
- 名前:戸塚優斗(とつか ゆうと)
- 職業:スノーボーダー
- 出身:神奈川県横浜市
- 生年月日:2001年9月27日
- 身長:169cm
- 血液型:A型
- 大学:日本体育大学(体育学部2年)
- 所属クラブ:ヨネックス
経歴
神奈川県横浜市出身の戸塚優斗選手は2001年
9月27日生まれの20歳(2021年11月15日在)。
ご両親の影響でなんと2歳の頃からスノーボードをはじめ、小学校低学年の時、ハーフパイプライディングに魅了され小学校5年生の時に日本スノーボード協会公認資格を取得。
2016/17シーズンでは第23回全日本スキー選手権大会スノーボード競技男子ハーフパイプで強豪選手を抑え、初優勝し一躍注目を集めるようになります。
その後、2017/18FISスノーボードワールドカップに初参戦し、9月にニュージーランドで行われたワールドカップシリーズハーフパイプ初戦で初参戦初優勝し『ハーフパイプ界の新星』と呼ばれるようになります。
同年ワールドカップ種目別ポイントでも1位となり総合優勝も獲得し、鳴り物入りで2018年の平昌オリンピック代表にも選出。
メダル獲得に大きな期待がかかる中でのオリンピック出場でしたが、決勝2回目のライディングで転倒し、体を強打。
そのまま無念のリタイアとなりました。
戸塚優斗選手はその後のワールドカップを含む世界選手権では軒並み優勝。
2020/21シーズンではアメリカで開催された
Winter X Gamesのスーパーパイプで初優勝し同場所で開催されたFISフリースタイルスキー&スノーボード選手権2021でも2位以下に大差をつける圧勝で、日本選手2人目となる世界選手権覇者になりました。
2021年11月2日には、全日本スキー連盟(SAJ)が主催する「SNOW AWARD」授賞式で年間MVPに贈られる最優秀選手賞を獲得。
4年前の平昌五輪は11位。2回目で転倒して腰を強打し、3回目を棄権した。しかし、最後まで滑れなかった悔しさが、戸塚を強くした。「(トップになるには)技術も心も追い付いていなかった。それに比べると、北京は前より成長した自分で臨める。気持ちも強くなった」。この4年間で表彰台の真ん中に立てるだけの力はつけた。
今まさに天下無双状態の戸塚優斗選手ですが、見据える先は平昌オリンピックへのリベンジそして...北京オリンピックでの金メダル獲得。
スノーボード女子ビックエア 鬼塚雅
プロフィール
- 名前:鬼塚雅(おにつか みやび)
- 職業:スノーボーダー
- 出身:熊本県熊本市
- 生年月日:1998年10月12日
- 身長:158cm
- 血液型:O型
- 出身大学:早稲田大学
- 所属クラブ:星野リゾート
経歴
熊本県熊本市出身で現在、23歳(2021年11月15日時点)の鬼塚雅選手。
5歳の時に地元熊本市から車で約2時間離れた福岡市内の室内練習場でスノーボードをはじめまた。
小学校1年生の時に初めて出場した国内の大会でいきなり初優勝。
中学校に入学した2015年にはスノーボード世界選手権女子スロープスタイルに日本代表として出場し、大会初優勝。
2017年、早稲田大学スポーツ科学部に入学。
その間も世界選手権を含む大会で好成績を収め、同年、星野リゾートと所属契約を結びます。
2018年に開催された平昌オリンピックではビックエアで8位入賞。
2019年には各国のトップコンペティターが参戦するAIR+STYLE北京FISスノーボードワールドカップで優勝。
2020年1月のX Games Aspenでは女性では世界で初めてキャブダブルコーク1260といった大技を決め、見事に優勝しました。
改めて見ても鬼塚雅選手の大舞台での強さは異次元のレベルですよね。
彼女が本番で最高のパフォーマンスを引き出すためのモチベーションの持って生き方について語っていいますがその中で一つ。
「好きな漫画で『理不尽なことも自分の実力不足だ』といった台詞があるんですけど、それが心に残っていますね。理不尽だって周りのせいにして終わりにしてしまうのではなく、人のせいじゃなくて、それも自分の中の何かを磨く良い機会にするようにってことを心がけていますね。でも、ついつい“なんでだよ!!”とか言っちゃうこともあるんですけど(笑)」
現実は現実としてしっかりと受け止める前向きな心とそれをどのように自分に活かすか…
常日頃からこういった思考ができているから鬼塚雅選手は本番でも練習と同等もしくはそれ以上のパフォーマンスが可能なのかもしれないですね。
まだまだいる!メダル候補の日本代表選手
ここまでは、アメリカの大手データ会社(グレースノート)による日本人金メダル候補3選手を紹介してきましたが、当然、日本人で金メダルに近い選手は彼らだけではありません。
と言うことでここからは「まだまだいる!金メダル候補選手」を紹介していきます。
小林陵侑
岩手県出身の小林陵侑選手(土屋ホーム)は2018~2019シーズンの総合優勝者で名実ともに日本スキージャンプ界のエース。
ところが2019年以降、急激な環境の変化やプレッシャーなどで体調を崩し、自分の理想としているジャンプが体現できず、苦しい期間が続いていたようです。
2020年~2021年シーズン序盤も新型コロナウイルスの影響で帰国できず、ヨーロッパを転戦しながら、フォームの微調整などを試み、その年の2月以降に3勝、復調の兆しをみせました。
2021年10月30日に札幌市大倉山で開催されたスキージャンプ・UHB杯ではサマージャンプのタイ記録(143.5m)で2位に大差をつけて優勝。
小林陵侑選手の高い評価は国内だけに留まらず、欧州の方でも「五輪優勝はコバヤシ!」と言われるなど注目が集まってきています。
小平奈緒
長野県出身の小平奈緒選手(相澤病院)は前回の2018年平昌オリンピックではスピードスケート500m、1000mで金メダルを獲得するなど、
オリンピック日本女子スピードスケート史上初の金メダリストです。
ところが平昌オリンピックの以降、不調になり結果が出ない日々が続きます。
それまで絶体王者だった彼女にも陰りがではめ、その後不運にも見舞われ苦しい時もが続きまた。
実は小平選手は平昌オリンピックの翌シーズンから股関節に違和感を感じていたとのことで昨年シーズン途中にもかかわらず、11月に大会出場を中断しました。
その後、氷から離れ、陸上のトレーニングによってフィジカル面の再構築を図り、土台から肉体改造を試みました。
その結果、体のバランスが良くなり、スケーティングでもキレが出てきてエッジに体重が完璧に乗った走りができているようです。
2021年11月12日に始まったスピードスケートのワールドカップ第1戦でも自身が持っていたリンクレコードを0.03秒更新し2位で銀メダルを獲得。
優勝こそ逃しましたが、2022北京オリンピック出場連覇に向けて好スタートを切ったのではないでしょうか?
羽生結弦
やはり最後に紹介するのはこの選手ではないでしょうか?
宮城県出身の26歳(2021年11月15日現在)で2014ソチオリンッピク・2018平昌オリンピック2大会連続の金メダリストの羽生結弦選手(ANA)。
彼はフィギュアスケート界において19回も世界記録を塗り替えてきているまさに、日本が誇れる『絶対的王者』!
日本だけでなく、2022北京オリンピック開催国の中国、さらには世界中が羽生弓弦選手のオリンピックステージへの登場を待ち望んでいますが、
現在、彼は右足首のけがのため、北京オリンピック選考会のNHK杯に続き、グランプリシリーズ最終の第6戦も欠場することになっています。
診断名は右足関節靭帯(じんたい)損傷。
欠場理由は「回復が遅れているため」とされ、羽生選手自身も連盟を通じて以下のような声明を出しています。
「応援してくださり、本当にありがとうございます。応援の声や想いに応えられるよう、全力で頑張っています。動きによっては痛みが出てしまいますが、日常生活では、痛みの影響がなくなってきました。まだスタートラインにはたどり着いていませんが、着実に前に進んでいきます。これからも、よろしくお願いいたします。がんばります」
羽生結弦選手の当面の目標はしっかりけがをし、
12月22~26日にさいたまスーパーアリーナで開催される全日本選手権を目指すことになりそうす。
先ずはスタートラインに立つこと。
そして「最終目標」としている、クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の成功を本番である2022北京オリンピックのスケートリンクで見てみたいですね。
そして夢のオリンピック3連覇得へ!!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はアメリカの大手データ会社(グレースノート)の金メダル獲得予想を参考ベースに金メダル候補の経歴やそれ以外の金メダル候補選手の近況などを紹介してきました。
これを踏まえてみなさんは2022北京オリンピックでの日本人金メダル候補3人は…
多いと思いますか?
それとも少ないと思いますか?
私は正直、「金メダル3つは少ない!」なんて思っています。
オリンピックでは何が起きるか分かりません!
また、オリンピックを含むスポーツは
「筋書きのないドラマ」なんて言いますよね。
さらに各金メダル候補のオリンピック出場までの話題はドキュメンタリーです。
そこに共感し、応援したくなります。
それを凝縮したのが世界のスポーツの祭典オリンピックです。
2022北京オリンピックまで残り100日を切り、いよいよクライマックスへのカウントダウンが始まっています。
少しでも選手のパワーになるようみんなで「エール」を送りましょう^^
「みんな!元気をわけてくれ!」
最後まで読んでいただき有難うございました。