こんにちは。ちはるです。 私は長年介護施設や訪問介護など仕事を通して、様々な家族を見てきました。 在宅で姑を介護する嫁。高齢の母親の介護をする独身の息子。認知症の旦那を一人で介護する妻。 家庭には、それぞれ事情があります。 しかし、在宅で介護をしている人たちを見ると、皆悩みを抱えており、日々の生活に疲れ切っています。 「介護する側と介護される側の本当の幸せとは?」と考えた時にお互いの心身が健康で、より充実した生活ができる必要があります。 もちろん自宅で最期を迎えることが本人にとって理想です。 でも介護する側と介護される側お互いの幸せを掴むために、介護施設に入所することも選択肢の一つです。 施設を利用したいと思ってもすぐには入所できない現状があります。 そのために事前の準備(情報収集)が大切です。 まずは住んでいる近くの施設の詳しい情報を調べてみましょう! \ ま ず は 気 軽 に 資 料 請 求 し て み ま し ょ う ! /
以前、私の友人が仕事と親の介護の両方で忙しく、毎日とても憂鬱な日々を過ごしていました。
実際、仕事と介護の両立は大変で、それが原因でうつ病になってしまう方もいます。
親の幸せを考えるあまり、自分の事がおろそかになってしまうと、いずれはプレッシャーに押しつぶされてしまいます。
そうならない為には、自分も親も幸せになれる方法を考えてみる事が必要になってきます。
例えば、完璧主義を止めたり、オンとオフを切り替える事で、自分も親も幸せにする事ができます。
今回は、そんな親が老後も幸せに過ごせる対策3選について、紹介します。
こんな人に読んで欲しい
- 一人暮らしの親の介護をするべきか悩んでいる人
- 今後、親の介護をするかもしれない人
目次
自分の幸せと親の幸せ
まず、自分の幸せと親の幸せについて、お話していきましょう。
具体的には、
- 自分の幸せとは何か?
- 親の幸せとは何か?
の2点になります。
以下に、それらについて、詳しく解説していきます。
自分の幸せとは何か?
自分にとっての幸せとは何かを、今一度振り返って、よく考えてみてください。
自分にとっての幸せとは、「自分が仕事や家庭などに対して心の余裕を持つ事」です。
仕事をしている方の場合、仕事で何らかの結果を出す事で、自分の承認欲求が満たされます。
承認欲求が満たされる事で、心に余裕が生まれてくるでしょう。
心に余裕のある人は、いつも笑顔で、落ち着いている事が多いです。
私の以前勤めていた職場でも、仕事のできる上司は、利用者に対して、いつもそういった様子で接していました。
その上司曰く、「私たちがいつも笑顔で落ち着いた態度で仕事していないと、それを見た利用者さんが不安に感じちゃうでしょう」との事です。
仕事で成果が出せなければ、承認欲求が満たされないので、そんな状態で仕事を続けていたとしても、毎日つまらないでしょう。
承認欲求を満たす事が、仕事へのモチベーションになり、自分への自信に繋がっていきます。
このように、「自分が仕事や家庭などに対して心の余裕を持つ事」が自分の幸せになります。
親の幸せとは何か?
自分にとっての幸せについて述べたところで、次は親の幸せとは何かについて、考えてみましょう。
親の幸せとは、「老後に安心して生活できる事」です。
老後になると、多くの方が健康面や病気に悩まされる事が多いです。
老後に一人暮らしをするとなると、着替えや入浴、排泄、掃除、洗濯、買い物などをすべて自分一人でこなす必要があります。
まだ親が元気なうちなら、問題ないのかもしれませんが、身体機能や認知機能が衰えてくると、そういった事も難しくなってくるでしょう。
しかし、娘が一緒に暮らして、面倒をみてくれるのなら、そのような心配は不要となり、安心して生活できます。
一人暮らしをしていると身近な話し相手がいないので、孤独を感じやすいですが、娘が一緒に暮らしてくれるのなら、話し相手がいなくて困るという事はありません。
もし、金銭的な面で困ってしまっても、いざとなれば、娘の収入に頼る事ができるので、安心です。
近年、年金だけでは生活できず、生活保護を受給している高齢者も多いと聞きます。
自分が働けない状況になり、年金もわずかな状況になると、貯金は毎月減っていくばかりです。
家のローンが払えず、自己破産してしまいそうになっても、娘に貯金があれば心配いりません。
娘と一緒に暮らす事で、大事な家を手放さなくてもいいというのは、安心できますよね。
このように、親にとっての幸せとは「老後に安心して生活できる事」になってきます。
これは自分にとっての幸せとは、ずれた意見になってくるので、こうした意見の食い違いでトラブルになるというケースは多いでしょう。
老後に自分も親も幸せに過ごせる対策3選
それでは、自分も親も幸せに過ごす為には、どうすればいいのでしょうか?
具体的には、
- 完璧主義を止める
- オンとオフを切り替える
- 健康や自立度を向上させる
の3点が挙げられます。
以下に、それらについて、解説していきます。
完璧主義を止める
自分が完璧主義にこだわるのを止める事で、自分も親も幸せに過ごす事ができるようになります。
完璧主義な人ほど、自分が考えている理想や目標が高いので、それが結果的に、自分を苦しめてしまっているように思えます。
その為、いつも自分は100点でいなくてはいけないという考え方を捨て、「70点や80点でもOK」という気楽な気持ちでいれば、仕事や介護で疲れてしまうといった事にはならないでしょう。
私も以前、介護施設で働いていたときに「仕事でミスをしてはいけない」といったように、神経質に考えすぎる傾向がありました。
例えば、利用者をベッドに寝かしつけた後で、ベッドに設置しなければいけない転倒防止用の柵を指定の位置にはめ込んでいるかといった事や、入浴介助時に洗い残しがないかなどを気にしすぎていました。
こういった視点は、利用者の側からすると、気を付けてくれるのは喜ばしい限りです。
しかし、そういった完璧を追い求める思考が、自分に負荷を掛けてしまう事になります。
私も、このような仕事のプレッシャーで追い詰められた日々を過ごしていると、段々仕事へのモチベーションが下がっていき、次第には出勤するのが憂鬱に感じるようにさえなりました。
集中力も続かなくなり、完璧主義にこだわればこだわるほど、ミスも増えていき、いつしかそんな自分が嫌いになっていきました。
完璧主義にこだわりすぎると、心の余裕が保てなくなり、何もかも上手くいかなくなります。
時には、適度に手を抜いて、自分をリラックスさせる事も重要です。
オンとオフを切り替える
オンとオフを適度に切り替える事で、メリハリのある生活を送れるようになります。
気分転換をする事で、心に余裕が生まれるようになるでしょう。
いつも仕事や介護の事ばかり考えていると、気持ちが滅入ってしまいます。
休日には、近所の公園を散歩してみたり、おしゃれなカフェに行って、美味しいスイーツやコーヒーを飲むだけでも、気分転換になります。
たまには、自分だけのゆっくりとした時間を満喫できるような工夫をしていく事も重要になってくるでしょう。
女子サッカーの元日本代表だった澤穂希さんもオンとオフの切り替えを重要にしていたという話を聞いた事があります。
澤さんはこの考え方を徹底しており、休日には絶対にサッカーの関係者に合わないようにしていたそうです。
プロサッカーのような厳しい世界では、極限まで高い集中力を求められます。
そのような、いざというときに集中力を出せるようにするには、オフの時間に自分のやりたい事をしたり、体をしっかり休める事が大事なのではないでしょうか?
澤さんの場合、休日には友達と料理をしたり、どこかに出かけたりするなど、趣味を作る事で、気分をリラックスさせていたようです。
自分にはこれといって特に趣味がないという人は、新しい趣味を見つける為に、色々な事にチャレンジしてみるようにしましょう。
料理教室に通ってみたり、スポーツジムに通う事で、新しい交流が見つかるかもしれません。
ときには、1日中、何もしないでボーっとしている事も重要です。
人間は、1日に平均3万回以上も決断をしているそうです。
この決断をする回数が増えれば増えるほど、人の脳や体にストレスが溜まってしまいます。
その為、何もしないで家でダラダラする日を作るようにする事で、脳や体を休ませる事ができます。
「そんな事言っても、休日に掃除や洗濯をしないと一体いつやるの?」と考える人もいるでしょう。
そういった場合は、家事代行サービスを利用してみる事を考えてみてください。
仕事や介護で忙しくて、家事までこなす余裕がない人は、このサービスを利用する事で、自分の負担を減らす事ができます。
対応してくれるサービスは、キッチン掃除やお風呂掃除、トイレ掃除、床掃除など幅広く対応してくれるようです。
このように、オンとオフを切り替える事で、ストレスを抱え込まずにすみます。
休日には、自分がストレス解消になるような時間を設ける事が、仕事も介護も両立していくコツになってきます。
健康や自立度を向上させる
親の健康や自立度を向上させる事で、介護に対する負担を減らす事も可能になります。
一人暮らしで生活する事が不安であっても、自立度を向上する事で、そういった不安を解消する事ができます。
親の足腰が弱ってしまっているようなら、階段の昇降やスクワットなどをして筋力強化に努めるようにしましょう。
認知面の低下が心配なら、高齢者サロンに参加する事で、新しい発見や刺激に繋がり、認知面の低下を遅らせる事ができます。
高齢者サロンとは、全国社会福祉協議会が中心となって開催している、高齢者が心地よく暮らす為の地域交流・活動の場になります。
参加できる人にこれといった制限がないところがほとんどなので、高齢者であれば参加できないという事はまずないでしょう。
高齢者サロンに参加する事で、新しい交流の場が生まれ、それにより生きがいや楽しみを見出せるようになります。
また、健康測定も定期的に実施しているので、健康面での不安を早期に発見しやすくなるといったメリットもあります。
このように、健康や自立度を向上させる事で、介護への負担を減らす事ができます。
健康や自立度が低ければ、生き生きとした人生を送る事はできません。
早め早めにこういった行動をする事で、あなたも親も充実した生活を送れるようになるでしょう。
まとめ
老後に自分も親も幸せに過ごせる対策3選
- 完璧主義を止める
- オンとオフを切り替える
- 健康や自立度を向上させる
いかがでしょうか?
自分も親も幸せに過ごす為には、完璧主義を止めたり、オンとオフを切り替える事が効果的です。
仕事や介護に完璧を求める人ほど、プレッシャーに押しつぶされ、長続きしません。
たまの休日には、家でダラダラしてみたり、趣味を楽しむといったように、自分の為の時間を作る事も重要になってきます。
このように、自分も親も幸せな人生を送れるかは、あなたの行動や考え方によって、大きく変わってくると言えるでしょう。