北京オリンピックが盛り上がりを見せている中、11日にスノーボード男子ハーフパイプの決勝が行われ、平野歩夢選手が日本人としてスノーボード史上初の金メダルを獲得しました。
さらに、平野歩夢選手の弟の平野海祝選手にもたいへん注目が集まっています。
決勝で弟・海祝選手は善戦したものの9位。
ところが、日本だけでなく、海外のニュースでは海祝選手のことを兄の平野歩夢選手と同等もしくはそれ以上の衝撃として取り上げられています。
では何が衝撃だったのか・・・⁉
今後、平野海祝選手はお兄ちゃんである歩夢選手を超えていくことができるのか・・・
そんな今、超注目のスノーボード選手・平野海祝選手を紹介していきます。
目次
平野海祝選手のプロフィールと経歴を紹介
プロフィール
- 本名:平野海祝(ひらの かいしゅう)
- 出身地:新潟県村上市
- 生年月日:2002年10月14日
- 身長:165cm
- 所属:日本大学
- 種目:スノーボード・ハーフパイプ
- 憧れのスポーツ選手:イチロー
経歴
平野海祝選手は現在19歳(2022年2月11日)で海祝(かいしゅう)の名前の由来は父親が海好きだったことから命名されたそうです。
幼少の頃は2人の兄のキビシイ状況を目の当たりにしているなかで「自分はスノーボードはやりたくない。学校に行っている方が楽しい。」と思っていたそうですが、2014年に開催されたソチオリンッピックで次兄である歩夢選手の活躍する姿を見て、気持ちが一変・・・。
12歳の時に兄と同じスノーボーダーになることを決意し、高校・大学ともに歩夢選手と同じ学校へ進学。
2018年、ニュージーランドのカードローナで開催された世界ジュニア選手権に出場し3位。
2020年1月、スイスのローザンヌで開催されたローザンヌユースオリンピックでは平野流華選手に次いで2位となり銀メダルを獲得。
2022年1月22日、アメリカ合衆国コロラド州アスペンで開催されたX GAMESスーパーパイプでは2位の歩夢選手に次いで3位となり、
兄弟そろってのメダル獲得となりました。
2022年2月、現在開催中の北京オリンピックで平野海祝選手はスノーボード男子ハーフパイプにて兄・歩夢選手と兄弟そろって決勝進出しますが、惜しくも9位となりました。
https://twitter.com/Japan_Olympic/status/1491987447387156482
メダルには届きませんでしたが、平野海祝選手はこの決勝で記録以上の衝撃的記憶を日本だけでなく、世界に与えることとなりました!
平野海祝選手の何が衝撃だったのか⁉
平野海祝選手の魅力
幼少の頃からスノーボーダーの兄の背中を見てきた平野海祝選手。12歳で兄・歩夢選手と同じ道をたどることを決め、数年で日本を代表するスノーボーダーになった彼の魅力とは・・・
平野海祝選手の魅力でいくつか挙げるとするなら先ずは・・・
彼の性格!!
今回の北京で3大会連続のメダリストでる兄・歩夢選手の偉大な背中を常に追いかけていた海祝選手。同じ競技をする上で時には憧れ以上の思いも感じることはなかったのでしょうか?
平野海祝選手は過去の取材で「平野歩夢の弟」と言われることについて「嫌です」とハッキリ答えています。
スケボ平野海祝「平野歩夢の弟」と呼ばれるのはNO https://t.co/ffSCaQx6lu pic.twitter.com/qZmj4qblNY
— スポーツ女子応援します(*´ω`*) (@rugby_trytry) May 19, 2018
ただ、この記事は平野海祝選手が15歳の頃の記事なので19歳になっている今では意識や考え方も変わってきていると思います。
ですが、言葉に出ている気持ちの強さは感じることはできますね。
一方で兄・歩夢選手に対する尊敬と憧れに対してのコメントはグッとくるものがありますね。
平野海祝くんのインタビューで
— みゆ໒꒱⋆゚ (@mkdtpd8oa3u76c) February 11, 2022
「みんなが見てないところで一番努力してたのが兄ちゃん」
これが私的にいちばんぐっときた😭平野歩夢選手金メダル本当におめでとうございます🏅
また公の場でも「兄ちゃん!!」って言えるのもいいですね^^
そしてもう一つ平野海祝選手の魅力でもあり最大の武器なのが・・・
彼の滑りのスタイル!!
人一倍の練習量で最高難易度のトリプルコーク1440をはじめ、トリッキーな大技で見るものを魅了する兄・歩夢選手に対して平野海祝選手の
滑りのスタイルは回転はせずに空中で上半身をひねることで、飛び出した時の高さをアピールする滞空時間の長いエアです!
平野海祝選手もこのスタイルにはたいへんなこだわりを持っていて今回の北京オリンピックでもその思いを貫き通しました。
平野海祝選手の7m超えのメゾットエアーに見とれた1人です。
— S4って… (@S4_BiSH) February 12, 2022
オールドスタイルを見せてくれてありがとう。 pic.twitter.com/JRvT5YCDwY
平野海祝選手のスピンなしハイジャンプ、かっこいいいいスタイルだなぁ
— HoQ-10 (DQX:エレクト) (@HoQ10) February 11, 2022
平野海祝選手自身も自分のスタイルについての思いを語っています。
兄・歩夢に憧れてスノーボードを始めた。高回転の技で兄は金メダリストになったが、「兄弟で違うのも面白い。自分なりのスタイルを貫いていきたい」。笑顔で9位を誇った。
では何が衝撃だったのか・・・⁉
もうネタバレしてしまっていますが、衝撃な出来事とは、彼が最後まで貫き通した回転せず、空中で上半身をひねることで生み出される
とてつもなく高いエア!!
海祝選手の記録、海外メディアの方がガンガン報じてて、日本はお兄ちゃんとのことばっかなのもったいなさすぎる。あなたも最高にクールです。海祝さん!!
— mm (@m_momose) February 11, 2022
平野歩夢の弟・海祝、衝撃の7.4mエアで世界新記録 米記者「5分間浮いているようだ」(THE ANSWER)#Yahooニュースhttps://t.co/s4T2Z7pdyY
ネタバレしていても何度見ても驚いてしまうその衝撃的エアの最高到達点はなんと7.4m!!
これって世界記録なんですね!!
その超ビックエアについて海外からも驚きの声をご紹介。
米地元放送局「NBCスポーツ・ベイエリア」はこの試技の記事を掲載し、「カイシュウは重力の法則を無視する歴史的なジャンプを決めた。記録更新の高さだった」と世界新記録だったと伝えた。
さらに「メダルには届かなかったものの、その才能は否定しがたいものだ」などと評価。「カイシュウと彼の兄は間違いなく、スノーボード界を魅了している。ショーン・ホワイトが引退するが、この競技にとって良いタイミングとなった」とスノーボード界の世代交代にも触れた。
お兄ちゃんを超えられるか⁉
今回の北京オリンピックではお兄ちゃんである歩夢選手は最高難易度のトリプルコーク1440を決め、見事、金メダルを獲得しました。
一方、平野海祝選手は衝撃的な高さのエアを決め9位と健闘しましたが、メダルは逃しました。
北京オリンピックでメダル獲得というところでは平野海祝選手はお兄ちゃんを超えることはできませんでした。
ですが、自分のスタイルを貫き、7.4mという衝撃的なエアは世界記録であり、それは北京オリンピックのみならず、世界で最も高く飛んだということの証。
それに関しては平野海祝選手はお兄ちゃんを超えたことは間違いのない事実なのです。
平野海祝選手㊗️
— わりbc (@waribashi_1_5) February 13, 2022
ハーフパイプ決勝、順位は9位だったものの高さ7.4mの超ビックエアで世界記録を更新。どうやったらそんな飛べるの?笑笑。凄すぎるまだまだ上に行けますね。今後期待❗️❗️#ハーフパイプ決勝 #平野歩夢 #平野海祝 #ビックエア #世界記録 pic.twitter.com/qZdjxE9Tm6
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はお兄ちゃんを超えられるか!北京オリンピック!スノーボード注目選手!平野海祝選手について私見も含めて紹介してきました。
幼少の頃から兄の背中を見続けてきた平野海祝選手。
今回、北京オリンピックでお兄ちゃんと同じ舞台で競い合い、兄・歩夢選手は金メダル、弟・平野海祝選手は世界記録と記録にも記憶にも残る大会になりました。
平野海祝選手「小さい頃から兄ちゃんの努力するところ見て、みんなが見てないとことろでもひたすら努力してたのが兄ちゃんだったので。
— ✍ (@kaikoaka2) February 11, 2022
とるべきは兄ちゃんだなと思ってたし。
二人でメダルとってもっとスノーボードを盛り上げたいなと思います」
平野歩夢選手、金メダルおめでとう👏 pic.twitter.com/PDccqKbd1v
次の冬季オリンピックは4年後の2026年、イタリア ミラノ/コルティナ・ダンペッツォで開催予定。
ここでも兄弟そろっての雄姿を見てみたいですね。
もちろん、表彰台に上がっている姿を・・・
最後まで読んでいただき有難うございました。