以前、私の友人が学生時代に、東京都文京区に住んでいた事があります。
その友人から、「文京区って、とても住みやすいよ」といった話を聞きました。
その後、気になって、文京区について調べてみた結果、気づいたのが、都心へのアクセスの良さがありながら、閑静な住宅街で生活できるといった点が魅力だという事です。
この街は、定年後にも、安心して生活できるような基盤や整備が整っていると言えます。
定年後に移住を考えている方には、移住しないのはもったいないと言いたいくらいです。
今回は、そんな東京都文京区へ移住しないと損するお得な情報3選をご紹介します。
こんな人に読んで欲しい
- 定年後の移住探しに迷っているシニア世代
- 東京都文京区に移住を考えているシニア世代
- 治安のいい街で暮らしたいと考えるシニア世代
- 医療が整った街で暮らしたいと考えるシニア世代
- 都心までアクセスのいい地域で暮らしたいと考えるシニア世代
- シニア世代のご両親の移住先を考えている人
目次
東京都の概要
東京都の人口は、約1,400万人で、面積は、約2,200 km²です。
東京都の都心部は、「東京23区」と呼ばれています。
東京23区は、区によって、女性の居住人数が大きく違うといった特徴があるようです。
23区は、区や地域によって、治安や雰囲気が大きく違ってきます。
特に女性は、そういった視点で居住する区を選んでいる傾向が強いです。
一般的に、女性に人気の区は、港区、目黒区、世田谷区、文京区といった感じになっています。
これらの区は、23区の中でも、比較的治安はよく、自治体としても強いブランド力があるのが、女性から選ばれている理由ではないでしょうか?
東京都は、都市としての吸引力が非常に高いので、他県からの移住者は、老若男女問わず、比較的多い傾向があります。
文京区の概要
文京区の人口は、約23万人で、面積は、約11 km²となっています。
文字通りの、「文の京(ふみのみやこ)」というイメージになっており、区内には学校が数多くあります。
有名な小学校としては、筑波大学附属小学校や文京区立誠之小学校が挙げられるでしょう。
筑波大学附属小学校は、先進的な教育を実施しているのが特徴で、全国でも非常に歴史のある小学校となっています。
文京区立誠之小学校は、文京区の公立小学校の中では、毎年一番、中学受験率が高いです。
中学・高校では、筑波大学附属や東京都立小石川中等教育学校、桜蔭学園が挙げられるでしょう。
大学では、東京大学や東京医科歯科大学、お茶の水女子大学が有名となっています。
また、歴史のある街なので、今までに数多くの著名人が居住していた事でも有名です。
例えば、上皇后美智子様、政治家の鳩山一族、石川啄木、島崎藤村など知らない人はいないくらいの著名人が、多くいらっしゃいます。
移住されたシニア世代の声
次に、シニア世代の方の移住後の感想について、見ていきましょう。
「静かで、治安がいいです。変な人もほとんど見かけません。商店街にあるお店も充実しているので、買い物も特に、不便はありません。」 (60歳代 女性)
「近所のスーパーは、値段もそこまで高くないので、よくここで買い物しています。首都高速が近くにあるのが、気になりますが、住宅街の周辺では、騒音は特に気にならないと思います。」 (70歳代 男性)
文京区に住むメリット3選!
それでは、なぜ文京区が、老後の移住にオススメの地域になっているのでしょうか?具体的には、
- 治安の良さ
- 医療提供体制
- 都心へのアクセスの良さ
の3つが、理由となっています。
以下に、それらについて、解説していきます。
治安の良さ
文京区の魅力と言えば、何といっても、治安の良さが挙げられます。
23区内での、治安の良さは、一番いいとも言われているようです。
理由としては、文教地区になっている事や交番や警察官が多いので、その分、犯罪が発生しにくいのではないかと思います。
私の友人も、文京区に強い憧れを持っており、23区に住むなら文京区のような、治安のいいところに住みたいと言っていました。
閑静な住宅街が多く、静かな住環境で暮らしたい方には、オススメの地域です。
特に、女性は、男性よりも居住エリアを選ぶ際に、その地域の治安を重視する傾向があります。
生活する上で、治安のいい地域を選ばないと、ゆったりとした生活を送る事はできません。
女性が老後も安心した生活を送る為には、その地域の治安も、しっかり見極めておきましょう。
医療提供体制
老後になると、健康面での不安を抱えやすいので、移住するなら、医療提供体制がしっかり整った地域を選んでおきましょう。
文京区は、23区でも特に、有名病院が数多く集まっている地域です。
具体的には、東京大学医学部附属病院、東京医科歯科大学医学部附属病院、東京都立駒込病院、順天堂大学医学部附属順天堂医院などがあります。
また、文京区と隣接している千代田区や新宿区にも、三井記念病院や慶應義塾大学病院、国立国際医療研究センターなどの有名病院があります。
自宅から近い範囲に数多くあるので、自分の症状に合った病院もきっと見つかるはずです。
私の知人も、以前、足の腫れ物が気になって、東京医科歯科大学医学部附属病院で診察を受けた事があります。
最初は、大学病院の先生だと、横柄な対応をされるんじゃないかと、不安だったようです。
しかし、医学知識が全くない自分にも、かみ砕いて、丁寧に説明してくださったので、その後の手術も、安心して受ける事ができたと言っていました。
病気や体調が悪くなったときに、選べる病院の選択肢が多いというのは、とても安心できますよね。
都心へのアクセスの良さ
文京区は、都心に隣接した立地という事もあり、都心へのアクセスも抜群です。
東京駅や新宿駅、池袋駅など都内の主要なターミナル駅には、すべて電車で30分以内に到着できるほど、アクセス抜群のエリアとなっています。
老後にも、仕事をしたいと考える人にとっては、職場までの通勤時間は、短い方がいいですよね。
文京区に移住すれば、通勤時間も短く済むので、朝はその分、ゆっくりと過ごせます。
朝の時間に余裕があると、それだけ心にゆとりが生まれますし、夫婦で過ごす時間が増えたり、家事もしやすくなります。
特に、東京の朝の通勤ラッシュは、すごく大変。基本、毎日電車内はギュウギュウ詰めといった感じです。
自宅から職場までの通勤時間が、長く掛かる人だと、1時間半から2時間掛けて、通っている方も珍しくありません。
しかし、通勤時間が短いとそういった苦痛も短くて済むので、通勤だけで疲れてしまった、なんて事にはならないでしょう。
文京区に住むデメリットは?
ここまで、文京区の住むメリットをお伝えしましたが、それでは、デメリットはどういったものがあるのでしょうか?具体的には、
- 坂が多く、地盤の弱いエリアもある
- 寂れた雰囲気の地域が多い
- 住民のプライドが高い
の3つになります。
以下に、それらについて、解説していきます。
坂が多く、地盤の弱いエリアもある
これは、文京区に限った事ではなく、他の区でも言える事ですが、坂が多いといった特徴があります。
シニア世代になってくると、足腰が弱くなってくる為、地域によっては、徒歩や自転車での移動が厳しいと感じてくるでしょう。
また、坂が多いというのは、それだけ地域によって、高低差があるという事です。
地震などの災害があった場合、低地よりも高台の方が安全だと言われています。
低地は地盤がもろく、液状化のリスクも高いです。
それに対して、高台はそういったリスクは低くなりますが、その分、地価や家賃は高くなってきます。
今後、首都圏に大型の地震が高確率で発生すると言われている中で、低地の地域に住んでしまうと、被災の危険性が高くなります。
寂れた雰囲気の地域が多い
文京区は、都心に近いながらも地域によっては、寂れた雰囲気を感じるところも多くあるようです。
街を歩いてみて感じるのが、街として活気がなかったり、何十年も前に建てられたままリフォームしていない住居も目立ちます。
特に、文京区でも端っこのエリア、具体的には、台東区や北区、豊島区に近いところは、こういった印象が強いです。
住民のプライドが高い
文京区は、23区の中でも、ブランド力が高いエリアなので、住民も文京区に住んでいる事にプライドを持っている方が多いといった印象があります。
その為、近所の人と話をしていたら、マウントされるなんて事もよくあるようです。
住民の中には、高学歴や高年収といった、エリート意識の高い人が多いように感じます。
こうした人間関係に悩む事が多いのが、残念な点です。
まとめ
文京区に住むメリットは?
- 治安の良さ
- 医療提供体制
- 都心へのアクセスの良さ
文京区に住むデメリットは?
- 坂が多く、地盤の弱いエリアもある
- 寂れた雰囲気の地域が多い
- 住民のプライドが高い
いかがでしょうか?
文京区のデメリットを先ほどお伝えしたので、移住には、オススメできないんじゃないの?と、思われる方も多いでしょう。
しかし、この街は、治安もよく、医療面も充実しているので、老後に安心して生活できる地域であるのは、間違いありません。
人気がある地域なので、いい物件ほど、すぐに決まってしまう傾向があります。
移住を考えている方は、早めに物件選びをしておく事をオススメします。