介護職の仕事をする中で、よく聞くのが精神的なストレスから発症するうつ病です。
これは是非とも避けて通りたい事ではありますが、人間社会の中でどうしても避けられない辛い症状でもあります。
個人的にもこれを脱却する方法は無いのかなと思ったり、どうすれば予防出来るのかを考えてみたりした事がありますが、やはりどうしようもならないのかと思い込んでしまいます。
しかし、うつ病を改善する方法を見つけて行きたいですよね。
何時までも精神的疾患であるうつ病に悩まされて、引きこもりやそれ以上の悪循環な願望を抱いてしまう可能性も在り得ますから、予防策を探って是非とも実践して行きたいです。
今回は介護職でうつ病になった際の原因と対策をご紹介します。
こんな疑問を解決します
- 介護職のうつ病の原因は何か
- 燃えつき症候群とはどういった症状なのか
- うつ病の対策は何があるのか
目次
うつ病の原因は何があるのか
現代病としてよく挙げられるうつ病。
とても身近に存在し、老若男女問わず起きてしまう厄介な病気です。
そんなうつ病の病名を知ったとしても、肝心の原因が分からないと意味がありません。
勿論、介護職でも存在する病気なのです。
悩み続ければ悩み続ける程、うつ病の症状は悪化して行く事でしょう。
この部分が特に重要ですから、ご紹介して行きます。
頑張り過ぎてしまう
1つ目のうつ病の原因は、頑張り過ぎてしまう事です。
「自分が頑張らないと」とか「ここでミスをしたらどうしよう」とか、とても頑張り過ぎたり、予期不安を抱えてしまう事で余計に精神面に負担を負わせ、最悪うつ病で休職という形になってしまう事も少なくありません。
私の友人の父親は大手自動車部品メーカー出身ですが、取引先のメーカーの事でとある話題がありました。
「大手に行く人程、ノルマが重なり若い子はうつ病になり易い」との事です。
私はそれを聞いて、大手企業に行く人も人それぞれ十人十色の性格を持っていますので、色々あるんです。
そして、真面目な人にも起こり易い事です。
仕事を確実にやり遂げてくれて、尚且つしっかりしている人。
とても頼りになりますが、こういう人もうつ病になり易いのです。
この様に頑張り過ぎるてしまい考える事も深過ぎて、うつ病を発症し易いという事が分かります。
燃えつき症候群になってしまう
今、介護職では燃えつき症候群と言われる症状があります。
それは、吐き気や不眠や食欲不振等の肉体的症状。
仕事に対する意欲の低下や他人に無関心になる、精神的症状が起こる症状です。
私の知人もかつて介護職をしていました。
その際にこの燃え尽き症候群の症状を発症してしまい、とても苦しんでしまっていた事が診断の結果、分かりました。
その後は少し休職しましたが無事に復帰しており、今は介護職で頑張っています。
介護職は医療職と並んでうつ病になり易い職業なので、要注意です。
職場のストレスや身内の不幸で発症する
2つ目のうつ病の原因は、職場のストレスや身内の不幸で発症する事です。
職場での仕事を続けていれば、誰しもがストレスが溜まってしまい、思う様に業務を行えなくなってしまいます。
例えば、普段からフルタイムで8時間やり得遂げないといけない仕事から、ある日部署移動をして全く違う仕事を担う事となれば、また困難な事も生まれたり苦手だったりもします。
そういった事で「自分は出来ないのか」と追い詰めてしまい、うつ病を発症させる可能性が高まります。
そういった時に発散方法を知らず続けていると、どんどん進行してしまい、最悪は発症の結末を迎えてしまいます。
そして、親や親族等の身内の不幸があると、余りのショックで立ち直れなくなり、うつ病を発症するという事も有り得ます。
私の友人の父方の祖父は43歳という若さで父親が19歳の時に、肝硬変という病気と末期癌になってしまい亡くなりました。
葬儀には、普段は参加しない会社の社長までも来てくれる程の事になったと聞き、その際に普段全く泣かなかった父は、力強く厳しいながらも子供想いの親が亡くなった事で涙を流したそうです。
葬儀以降はうつ病傾向の状態になってしまい、暫くの間部屋に閉じこもってしまったらしく、大変だったと聞きました。
この様に、職場のストレスだけで無く、身内の不幸で肩身が狭くなるだけでも大きな辛さを背負ってしまい、心身共に大変な負担を負わせてしまう危険性が高くなります。
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うつ病の対策は何があるのか
ここまでは、うつ病の主な原因をご紹介しました。
では、うつ病の対策とは何か、とても気になりますね。
これを知っておく事で、クオリティ・オブ・ライフという生活面の根本的な質の向上が図れますし、より一層の安定した生活環境を維持する事が出来ます。
では、その対策をご紹介して行きます。
睡眠前の音楽やウォーキング等で精神安定を図る
1つ目のうつ病の対策は、睡眠前の音楽やウォーキング等で精神安定を図る事です。
特に睡眠は脳を休める重要な物事ですので、しっかり6時間以上の睡眠時間を設け、心だけで無く思考を司る脳の負担を軽減して行き、日々の生活が良い方向に向かってくれる事を期待するのも大切です。
そして、好きな音楽を聴きながら眠る事も癒しの効果がありますし、ウォーキング等の運動をする事で更に精神安定が可能ですので、是非ともするべき事です。
これは私もそうですが、知人も同様の意見を言っていました。
寝不足は体力が回復しませんので、体調不良になってしまいますし良い事が無く、増々疲れが溜まって精神不安定になり、うつ病を発症させてしまいます。
そして、ウォーキング等の好きな運動をする事で気分が良くなり、普段溜まっていたストレスが吹き飛ぶ位の効果的な結果に導けますから、私も友人もよくやっていると話が盛り上がっていました。
この様に、しっかりとした睡眠と音楽を聴いてリラックスする事。
そして、ウォーキングで溜まったストレスを発散する事はうつ病予防に適しています。
バランスの良い食生活を送る
2つ目のうつ病の対策は、バランスの良い食生活を送る事です。
食生活がバランスを崩してしまうと健康面だけで無く、精神面にも負担が来てしまいます。
しっかりと1日のバランスが良い食生活を行う事で、体調面の良好さを維持でき、食生活の心配が重なる事で起きる心身の不安感も払拭出来ますので、これも是非やってみるべき事です。
私の友人は結構健康オタクで、料理の際には食材の選択に気を使うタイプです。
「刺身はビタミン6が豊富で良いよ」とか、「ビタミンB1が豊富なウナギを食べると安定するよ」等々、聞いているだけでも安心出来る情報を提供してくれますので、その情報を参考にして我が家の夕食を作ったりしています。
やはり、お肉に偏ったりや野菜ばかりの生活では良くはありません。
脂質異常や痩せ過ぎといった問題点が浮き彫りになり、余計にストレスを溜め込みますから、こういった考え方を持って変えて行きましょう。
趣味でリラックスをする
3つ目のうつ病の対策は、趣味でリラックスする事です。
仕事でのストレス、身内の不幸や家庭でのストレスから、うつ病を発症してはなりませんので、好きな趣味を通じてリラックスを図る事はとても大切な事です。
好きな事をする事で、幸せホルモンと呼ばれているセロトニンが働き、精神安定に繋がりますので、活力が生まれて「明日の仕事も頑張るぞー!」って生き甲斐ややり甲斐、そして何も心配しなくなる不安解消に効果があります。
私は友人と一緒によくショッピングに出掛けたりします。
これは、最初は偶然だった事でしたが今ではお互いの趣味となりまして、毎回行く時になると楽しみになって来ました。
一緒にウインドショッピングをしていて「これ良いよね」とか「この商品安い!」って思わず買っちゃったり、楽しくて楽しくてしょうがありません。
こういった感じで予定を立てて楽しみを作り、実行すると心からリラックス出来ますから、何か趣味を見つけてみて実行すると良い方向に向かってくれる事でしょう。
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まとめ
今回は介護職でのうつ病の原因と対策をご紹介しました。
以下がまとめとなります。
- 介護職のうつ病の原因は、頑張り過ぎてしまったり職場のストレスが原因で起こってしまうので、注意が必要
- 燃え尽き症候群と呼ばれる、精神的・肉体的症状も兼ね備えた症状が発症するので、心身のケアが大変重要となっている。
- うつ病の対策は、音楽を聴いてしっかり睡眠時間を確保したり、うつ病に適したバランスの良い食生活を送ったり、趣味を見つけてリフレッシュする事が大切
こうして、介護職のうつ病の原因と対策が分かりましたから、後は意識して実践するのみです。
これまでの内容通り、頑張り過ぎず時にはリフレッシュ出来る方法やバランスの良い食事を見つけて、毎日安心と健康的に暮らせる事を重点に置いて行きましょう。
それが、本当のうつ病の対策になります。