こんにちは。ちはるです。 私は旦那とよく「海の見える場所に住んでみたいね」と話しています。 でも移住するとなると老後のことも考えなくてはなりません。 「移住先で購入した家を終の住処とするのか」「移住先の介護施設に入所するのか」 いずれにせよ移住先の情報を集めることが大切です。 私も移住候補地の介護施設の資料を集め、情報収集しています。 \ ま ず は 気 軽 に 資 料 請 求 し て み ま し ょ う ! /
将来移住を考えた事はありますか?
まずは移住してみたい地域の介護施設情報を調べてみましょう!
学生時代に知り合った知人に久しぶりに会うために、先日、その知人が住んでいる東京都世田谷区へ訪れる機会がありました。
私からすれば東京なんて、「どこもゴミゴミしている」といった印象しかありません。
しかし、実際に世田谷区に訪れてみると、「ここは本当に東京なの?」と思わず言いたくなるほど、静かな住宅街や自然の多さに驚きました。
知人に世田谷区の住み心地を聞いたところ、「都会暮らしが苦手な人でも、ここならずっと住んでいられる街よ」と言っていました。
それでは、そんな世田谷区の魅力とは、具体的にどういったものがあるのでしょうか?
今回は、そんな東京都世田谷区に移住したくなる魅力をご紹介します。
こんな人に読んで欲しい
- 東京都世田谷区への移住を考えている人
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定年後は、閑静な住宅街や自然が多い自治体で暮らしたいと考えている人
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定年後は、一人暮らしでも行政サービスが充実している自治体で暮らしたいと考えている人
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定年後は、災害に強い自治体で暮らしたいと考えている人
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定年後の移住探しに迷っている人
目次
世田谷区の概要
世田谷区は、東京23区の南西部に位置している自治体となっており、人口は約94万人で、面積は約58km²です。
元々は、都心から外れた農村地帯でしたが、東京の人口増加や不動産開発などもあり、人口が爆発的に増えたエリアとなっております。
世田谷区というと、「セレブ」というイメージを持たれる方も多いようで、実際に芸能人や政財界の著名人も数多く居住していたようです。
高級住宅街と呼ばれるエリアも数多く存在しており、主に成城や等々力、深沢、瀬田、代沢、代田などが有名になっています。
知人が以前、瀬田に住んでいたのですが、周りは豪奢な造りの家ばかりが並んでいたのに大変驚いたようです。
私もその知人が住んでいる自宅まで向かっている途中、周りの家を見るたびに「一体、どんな仕事をしたら、こんな家が買えるのかな?」と不思議に思うほど、立派なお宅ばかりでした。
この辺りでは、お手伝いさんが複数いるのは当たり前で、毎朝の出勤もハイヤーや外車が当たり前といった感じになっています。
世田谷区民の人柄とは?
それでは、そういったセレブな方たちの人柄とは、一体どういうものなのでしょうか?
プライドがやたら高くて、会話しているとマウントばかり取られるといった感じなのでしょうか?
知人に話を聞いてみると、「どうやらお金持ちになると、心の余裕も生まれてくるみたいよ」なんて事を言っていました。
以前、知人が、仕事が終わって自宅まで帰る途中、急に雨が降ってきたそうです。
その時、知人は、その日は傘を忘れてしまったので、「自宅まで後10分くらいだし、まだそんなに降っていないから、雨宿りしないでこのまま帰ろう」と考えました。
そうして帰る道中に、いかにも高級そうなお宅から40代くらいの品のよさそうなご婦人が外出する為に、外に出てきました。
そして、雨に濡れている知人の姿を見るなり、慌てて自宅に傘を取りに戻り、「よかったら、これ使って」と知人に、その傘を手渡したそうです。
知人も最初は、全然知らない人だし、そんなの悪いと考えたので、断りました。
しかし、ご婦人から「これは、100円の傘だし、そんなの気にしなくていいわ。別に返さなくても大丈夫よ」と言われたようです。
結局、知人はその傘を使って、帰路につきました。
知人は、ご婦人から「返さなくてもいい」と言われたけれども、やっぱり返しておくべきだし、きちんとお礼も言うべきだと考えたそうです。
後日、知人は、そのご婦人の自宅まで向かいました。
自宅のチャイムを鳴らすと、ちょうど先日お会いしたご婦人が出てこられ、そのご婦人は、その時に優しそうな笑顔で、「別に返さなくてもよかったのに」と言いながら、傘を受け取ったそうです。
東京の人間と言えば、冷たい人ばかりという私の偏見とは正反対のエピソードでした。
金銭的な余裕がある人は、利他の精神も豊かなのかもしれません。
世田谷区には、そんな裕福な人たちが大勢暮らしているので、慣れない地域での生活にも困ったら手を差し伸べてくれる人がいるかもしれないと感じさせるエピソードです。
移住されたシニア世代の声
次に、シニア世代の方の移住後の感想について、見ていきましょう。
「閑静な住宅街なので、毎日のんびり生活できています。渋谷まで電車で大体30分くらいなので、交通の便もいいですよ」(60歳代 男性)
「自然や公園が多いのが、魅力ですね。近くにおしゃれなカフェやレストランも多いので、外出も楽しくて飽きません」(60歳代 女性)
世田谷区に住むメリット3選!
次に、世田谷区に移住するメリットについて、お伝えしたいと思います。
具体的には、
- 閑静な住宅街や自然が多い
- 一人暮らしの高齢者の為の行政サービスが充実している
- 災害に強い
の3つが挙げられます。
以下に、それらについて、解説していきます。
閑静な住宅街や自然が多い
世田谷区は、東京23区の中でも閑静な住宅街や自然が多い区として有名です。
住宅街を歩いていると、東京とは思えないくらいの静けさに驚く事でしょう。
その分、治安が良好なエリアも多いので、老後は静かな環境で暮らしたいと考えている方には、オススメです。
また、緑被率では、23区中、2位となるほど区内でも自然が多いのが特徴です。
私の知人も、「都心でこれだけ自然が多いエリアは、中々ないのよ」と言っているほど、緑で溢れています。
有名なスポットとしては、等々力渓谷や駒沢オリンピック公園、馬事公苑などがあります。
この中でも、私が特にオススメしたいのが、何と言っても等々力渓谷です。
こちらは、名前の通り渓谷になっており、実際に行ってみると「ここは本当に東京なの?」と思ってしまうほど、別世界へ移動した気分になれます。
マイナスイオンをたっぷり感じる事ができるので、日々の疲れやストレス解消には持ってこいです。
野鳥もこの辺りには、多く生息しているので、バードウォッチングが好きな方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
このように、閑静な住宅街でかつ自然の多いエリアというのは、東京23区でも、そう多くはありません。
老後にそういった環境を探している方には、まさにピッタリの自治体です。
一人暮らしの高齢者の為の行政サービスが充実している
世田谷区では、一人暮らしの高齢者の為の行政サービスも充実しています。
具体的には、「愛のペンダント」や「電話料金の助成」、「会食サービス」などがあります。
愛のペンダントとは、容体が急変した場合などに緊急で通報できるシステムになっています。(参考:救急通報システム「愛のペンダント」)
文字通り首から下げられるタイプになっているので、常に身に付けておいてください。
通報先は2種類あり、どちらかを選択できるようになっています。
一つ目が、消防直接型と言われるもので、これを選択すると消防庁に通報され、ボランティアの救急通報協力員が駆け付けてくれるシステムとなっています。
二つ目が、民間代理型と呼ばれるもので、民間受信センターに通報され、警備会社のスタッフが駆け付けてくれるシステムとなっています。
これを使えば、助けを呼びたいと思ったらすぐに助けを呼べるので、孤独死を防ぐ効果も期待できそうですね。
また、電話料金の助成も行っています。(参考:電話料金の助成)
これは、固定電話の電話料金を月額1,000円負担してくれるサービスとなっています。
しかし、このサービスを受けられるのは、住民税が非課税の世帯に限定されるので、その点は注意するようにしてください。
会食サービスは、地区会館で高齢者同士の会食を1食400円ほどで利用できるサービスとなっています。(参考:会食サービス)
一人暮らしの高齢者でも、会食をきっかけに同じ世代の人たちと交流を深めるチャンスです。
このサービスを利用すれば、近所に話が合いそうな同世代くらいの人たちがいなくても、毎日孤独で寂しいなんて事にはなりません。
週1回の頻度から実施しているので、定期的に参加して、交流の輪を広げてみてください。
このように世田谷区では、一人暮らしの高齢者の為の行政サービスが充実している点も、魅力の一つになっています。
災害に強い
世田谷区は、災害にも強いエリアとしても有名です。
地盤ネット総研が、2016年に調査した「いい地盤ランキング」では、23区中、4位という好成績を収めています。(参考:東京都区市町村「いい地盤ランキング」発表 )
今後、首都直下型地震が来ると言われている昨今において、世田谷区に住んでいれば、地震が来たとしても、地盤沈下や液状化のリスクは低くなるでしょう。
災害が発生した場合、足腰の弱い高齢者ほど逃げ遅れてしまうというのは、よくある話です。
仮に、大規模な地震が発生したとしても、世田谷区のように地盤の強いエリアなら、自宅が倒壊するなど大きな損害が発生するリスクは低いでしょう。
しかし、二子玉川駅付近など多摩川に近いエリアは河川の氾濫による浸水リスクが高く、地盤も弱いので、そのようなエリアは選ばないようにしてください。
世田谷区に住むデメリット
先ほど、世田谷区に住むメリットについてお伝えしましたが、それでは、デメリットはどうなっているのでしょうか?
具体的には、
- 不動産価格が下落する恐れがある
- 治安の悪い地域がある
- 都市部へのアクセスが悪いエリアがある
の3つが挙げられます。
以下に、それらについて、解説していきます。
不動産価格が下落する恐れがある
「世田谷ブランド」と言われるほど人気の高い世田谷区ですが、実は2022年以降、不動産価格が下落するのではないかといった噂が飛び交っています。
理由としては、その年に生産緑地地区の指定が解除されるからです。
生産緑地が多いのも世田谷区の魅力の一つでしたが、その指定が解除されるのをきっかけに、多くの農地が売りに出されるのではないかと危惧されているようです。
生産緑地だと、固定資産税が農地と同じ程度の課税負担となるなど、納税額を抑えられるメリットがありました。
しかし、その指定が解除されれば、住宅地並みに課税されてしまうので、そういった点を危惧されている方が多いようです。
不動産価格の下落が顕著になると、居住者の減少や空き家の増加などにも繋がる恐れがあります。
今は活気のあるエリアでもいつの間にか寂れた雰囲気になってしまう可能性もあるかもしれません。
しかしこの区は、23区の中でも女性からの人気も高く、建築制限が厳しいエリアも多いので、住宅地としての需要は今後も高いと考えている方もいらっしゃるようです。(参考:城南三区(世田谷・目黒・渋谷)のブランド力が落ちない理由)
生産緑地地区の指定が解除されても、もしかしたら、それほど心配する必要はないのかもしれません。
治安の悪い地域がある
区内には、下北沢や三軒茶屋、二子玉川などの繁華街もある為、一部治安の悪い地域もあるようです。
また、玉川エリア付近は、川崎や横浜にも近いエリアとなっている為、そういったエリアからガラの悪そうな人たちがやって来て、周りの人たちを威嚇したりしているなんて話もあります。
私の知人も以前、用賀駅付近に用事があって、夜の遅い時間帯にその辺りを歩いていました。
そのときに、ガラの悪そうな人たち4,5人にからまれて大変怖い思いをしたそうです。
一般的には23区でも治安の良い自治体として知られている世田谷区ですが、このように、一部治安の悪い地域もあるので、移住する際に周辺地域の治安状況もよく調べておきましょう。
都市部へのアクセスが悪いエリアがある
世田谷区と一言で言っても、その面積はかなり広い為、住む場所によって都市部へのアクセスの良さは大きく違ってくるようです。
例えば、世田谷線などは乗り換えが不便だという話をよく聞きます。
他にも京王井の頭線の場合、朝の早い時間帯は各駅停車しか運行していなく、停車駅が多いので、時間が掛かると考える方もいらっしゃるようです。
その為、都市部へのアクセスを重視したい方は、三軒茶屋駅や池尻大橋駅など、世田谷区でも都市部に近いエリアを選ぶようにしましょう。
まとめ
世田谷区に住むメリット
- 閑静な住宅街や自然が多い
- 一人暮らしの高齢者の為の行政サービスが充実している
- 災害に強い
世田谷区に住むデメリット
- 不動産価格が下落する恐れがある
- 治安の悪い地域がある
- 都市部へのアクセスが悪いエリアがある
いかがでしょうか?
世田谷区では、不動産価格が下落する恐れや治安の悪い地域が存在する事も事実です。
しかし、自然の多さや災害に強いといったメリットもあるので、老後の永住先としてもオススメできる自治体であるのは、間違いありません。
現在も、不動産開発が積極的に行われていて、高齢者だけでなく、ファミリー層にも人気なので、今後も需要が大きく減る事はないでしょう。
都内で移住を検討している方は、ぜひ世田谷区に移住してみてはどうでしょうか?