サラリーマンとして長年家族との時間を犠牲にして努力した中、やっとの事で手に入れた定年退職後の生活。
それは社会人時代以上に求める事も多々あり、その中で最もなのは「移住」です。
移住先で第二の人生を満喫し、そして違う土地の環境の良さを実感しながら生活したいですね。
その中で静岡県静岡市があります。
東海道の海沿いのイメージが強い静岡県、その県庁所在地であり県内の都心部である静岡市での生活はどの様なものか、気になりますね。
今回は静岡県静岡市に定年退職後移住する魅力は何があるのかをご紹介します。
そして、静岡市の事を知りたい人や、移住を検討している人には必見です。
こんな疑問を解決します!
- 静岡市の魅力とは何か
- 静岡市のデメリットは何か
- 静岡市のお勧めの地域は何処か
目次
静岡市の魅力は何か
まずは、静岡市の魅力についてご紹介します。
私も静岡市には行った事がありますが、良い所がいっぱいで、観光にも最適だと思います。
ここで魅力を知っておけば、定年退職後に移住を検討している人にとってのライフプランが計画し易くなり、一層楽しんで住めるでしょう。
私の友人は現在、静岡市内に住んでいます。
私と時折再会すると、静岡市の良い所を紹介してくれますから、とても参考になります。
静岡市の良さを多く知って、楽しめる事を前提にして行きたいですね。
気候の安定や公共交通機関で直ぐに東西に行ける便利さがある
1つ目は、気候の安定や公共交通機関で直ぐに東西に行ける便利さがある事です。
静岡市は東海地方の中でも関東側に位置しており、気候に関しても寒暖差が無く冬になっても比較的暖かくて住み易い地域です。
そして、JR静岡駅から新幹線に乗れば他県へのアクセスも楽で、名古屋と千葉県の東京ディズニーランドへは片道2時間で到着でき、東京駅までは1時間で行く事が出来ます。
そして、首都圏在住者のアンケートでは以下の事が分かっています。
【静岡に対するイメージは?】 - 静岡を移住候補地に挙げた人対象
- 気候が良い
- 自然が豊か
- ほどよい距離
- 縁がある
- 食べ物がおいしい
- 自然と街との距離が近い
<日本経済新聞 2015/10/06>(引用元:REGIONAL CAREER静岡)
上記の6点のメリットが分かりました。
これは静岡市の住み易さをしっかりアピールしているので、安心して定年後の移住を検討出来ますね。
今まで30年40年と働いて来たのですから、旅行に行った出来る利便性と、快適な暮らしが出来る一石二鳥な事は素晴らしい事です。
私の友人はこの中の特徴から充分に調べ上げて、家族と相談して移住を決意したそうです。
「東海地方の4県を調べた結果、釣りやアウトドアも出来て他県へのアクセスもバランスが良い静岡県静岡市なら、大丈夫だと思ったよ」と言いました。
私はそれに対して「良い所見つけたね」って感心の余り称賛しましたし、私もこうした考え方を持って将来的な移住を検討したいと思いました。
友人は移住の模範になり、とても素晴らしいです。
是非、検討してみては如何でしょうか。
漁業が盛んな事
2つ目は、漁業が盛んな事です。
東海道の海沿いにある静岡市だけに、漁業がとても盛んな街として有名です。
中でもマグロの漁獲量は日本一です。
あの美味しいマグロが全国一位で獲れるだけに、マグロ料理も豊富にある事でしょう。
友人が言っていましたが「静岡市ではマグロ丼が多くの店舗で作っているし、特徴的なのはお客が「ストップ!」って言うまでマグロを乗せるという、贅沢な所だよ」らしく、私はそれを聞いて「やっぱり新鮮で豊富なマグロがある静岡ならではの、おもてなしだね」と言って話が盛り上がりました。
定年後に静岡市へ移住したらグルメも満喫出来て楽しい日々を送れる、こんな充実した毎日を過ごしたくはありませんか?
オクシズで自然を満喫出来る
3つ目は、オクシズで自然を満喫出来る事です。
静岡市の山間部にある「オクシズ」という名前の由来は、「奥静岡」から来ています。
ヤマメ釣りや南アルプスを観る事が楽しめたり、地元でしか採れない「井川とうもろこし」を販売するおっかちゃんのみせや、ラーメン等の食事が出来る「じんきち本店。」
冬にはスキーが出来る「リバーウェル井川スキー場」があり、自然との楽しみと春夏秋冬の季節を思う存分楽しめるアウトドアスポットです。
更にオクシズのホームページ内では「移住先物件の情報」も掲載されているので、もしオクシズがお気に入りになったら観て貰っても良いでしょう。(http://www.okushizuoka.jp/live/)
物件価格は高くて1000万円、安くてもオーナーに月々2万円毎のお支払いとなっています。
私は、木製のウッドハウスでがあったので、そこで大自然に囲まれて住みたいと思いました。
気の匂いが心落ち着くし、毎日が楽しそうです。
私の友人は、連休になったりしたら家族でオクシズに遊びに行くと言っていました。
「オクシズで気分転換すると、とても気持ちが良くて良いから、子供や旦那が夏休みや冬休みになると遠足気分で行ったり、スキー場で遊んだりして楽しんでいるよ」との事で、「私も機会があれば行ってみたいなぁ」って思いました。
自然が溢れる場所に行くと空気が美味しいし、身体を伸ばして都会で暮らしている人にとっては、伸び伸び出来て自然の中で最高の一時を満喫する事が出来ます。
豊かな自然と広大な南アルプスが見えるオクシズ、移住後に是非行ってみては如何でしょうか。
静岡市のデメリットは何か
これまでは静岡県静岡市の魅力をご紹介しました。
次は、静岡市のデメリットをご紹介します。
どの県も全てが良いとは限りませんので、デメリットの部分をしっかり把握して、移住の際は対策して行きながら過ごして行く事も大切です。
私の友人もこの事についてしっかり考えて行動していました。
「住み慣れていない地域に移住する訳なんだから、今の事もそうだけど、これから先の事も充分に考えて検討しないといけないね」との事で、私も「そうだよね、漠然とした移住は禁物だよね」と共感しました。
47の都道府県がある中で静岡県の県庁所在地、静岡市を選んだ訳ですから、移住前にデメリットの部分も知って行きましょう。
終電が都内と比べても早い
1つ目は、終電が都内と比べてもは早い事です。
静岡県内はJRと私鉄会社静岡鉄道および静鉄バスが運行していて、その中で最も利用されているのが静岡鉄道と静鉄バスです。
東京都内では終電が深夜1時なのに対し、静岡市内の方では終電が23時と約2時間の差があります。
もし、社会人時代が首都圏内だったりした場合には、この時刻に対しての大きな違いで戸惑うかもしれないでしょう。
私はこの時刻に関して、都内で遊ぶよりも少し余裕が無い事に注意が必要だという事を意識した方が良いと思いました。
私の友人は静岡市内在住ですが、この点について気を付けています。
「以前は都内に住んでいたから、仕事の都合で残ってしまったりしても大丈夫だったけど、地方の静岡市に行ったら全然違うから驚いたし充分に注意して行かなきゃいけないと思ったよ」と言っていました。
私はそれを聞いて、「全然違うから、移住後の公共交通機関の利用はしっかりと確認して行かないといけないね」と返答して、友人が「そうだから、気を付けてね」と言って来ました。
首都圏とは全く別の地域での生活を始めるには、移住前にまず重要な公共交通機関を確認する事から始めた方が良いでしょう。
近所同士の馴染み合いが最初は難しい
2つ目は、近所同士の馴染み合いが最初は難しい事です。
私としては、これは何処でもある事だと思っていました。
しかし、静岡市内では近隣が親戚同士だという事が多く、それで移住直後には「よそ者」扱いされ易い傾向にあります。
最初は馴染み合いが難しく感じるかと思いますが、徐々に慣れてくると親しくなりますので、その点では安心して下さい。
私の友人も移住直後は少し大変だったそうです。
「ご近所3件が兄弟同士だったりする事があったので、回覧板を渡しに行こうとしたら話の輪に割り込んだ感じになって、白い目で見られた事もあったし最初は大変な雰囲気だったよ。」
「でも、暫く住んで馴染んで来たら話し掛けてくれたし、なんとかなったとは思っているよ」と私に言ってくれました。
グループ状態になっている環境へ割って入ると、警戒されるのは仕方がありませんが、静岡市内特有の地域柄の事なのか県内全体がそうなのか。
いろいろ考察するとこのデメリットは不思議な感じにも捉えて来ますね。
勿論、他県でもこういった生活環境はあるでしょう。
ただ、静岡市内でのケースとして捉えて貰えれば良いですので、もし静岡市に移住した際は人間関係に溶け込むまで暫く時間が掛かる事を念頭に置いて下さい。
公共交通機関が少なく自動車が主体となって来てしまう
3つ目は、公共交通機関が少なく自動車が主体となって来てしまう事です。
静岡市内の中心部ではJRや静岡鉄道がありますが、その他の地域では駅が少なく、基本的には自動車での移動が多いのが特徴です。
その為、静岡市で住むなら自動車を所有して行く事が前提となります。
私としても地方や在住先によって自動車が必要だったり不要だったりと千差万別ですが、静岡市では自動車が必需品となるとかなりの交通量が予想されます。
例えば首都圏では京急電鉄やJR山手線といった、絶え間ない程の乗車数と豊富なダイヤがイメージに湧きますが、静岡市は逆の発想と考えて下さい。
私の友人とこの事について話をしていた時ですが、「静岡市内の店舗によっては駐車場の台数が少なかったりして、最悪有料駐車場に駐車しないといけないのだけれど、そこに駐車する為の渋滞が休日になると凄いんだよ」と言いました。
私はこの話を聞いて、静岡県は山と海の自然豊かな街ってイメージだけに、公共交通機関を多用するよりも自動車社会の方向に向いていると思いました。
その為、いざ移動する為には自動車の保有が重要になって来るでしょう。
そして、静岡県の都心部は休日大変混む事が、友人の話を聞いて分かりましたから、定年退職後に移住する際は充分気を付けて下さい。
お勧めの区は何処か
これまでは静岡市での魅力とデメリットをご紹介しました。
では、どの区に住めば良いのかがとても気になって来ます。
静岡市に初めて移住してもその点が分からないと、住み難く感じてしまいますし、希望の生活環境が整わない可能性も出て来ます。
例えば「駅に近い」とか「ショッピングモールに近い」とか、他にも色々と考えればどんどん浮かび上がって来るでしょう。
友人もその点は希望通りの区を見つける為に、深く掘り下げて見つけて行ったそうです。
私もその方が良いと思いますから、ここからはお勧めの3点をご紹介します。
1位清水区の草薙・国吉田周辺
1位は、清水区の草薙・国吉田周辺です。
この地域は高級住宅街でもありますが、国吉田は草薙と東静岡駅の中間にあり、1坪80万円と都内に近い価格となっています。
静岡鉄道や教育機関に優れていて、小学校や中学校が優秀な学生が多いのも特徴です。(引用:Shizuoka Clear)
これなら、移住後でも近所に有名なグルメのお店があったりするかもしれませんから、定年後の生活が楽しみになりますね。
私の友人は清水区ではありませんが、この地区も候補に入れたらしいです。
「お金持ちが住む地区だけれど、草薙では飲食店とか美容院等のお店が豊富にあるから、全然悪く無い地区だと思うよ」と言っていました。
確かに高級住宅街だけあって、庶民からしたら少しお高いお店が多い印象を持ちますが、その分快適な生活を送れますので是非定年退職後に静岡市で優雅に過ごしたいなら、この清水区の草薙・国吉田周辺を選んでみても良いでしょう。
2位駿河区の手越原と千代田
2位は、駿河区の手越原と千代田です。
この地区は、経済費用を抑えて行きたい人に向いているとなっています。
バスを利用すれば静岡駅まで約15分で到着出来て便利で駅に近いのが魅力的でもあり、賃貸で住むなら家賃を抑えて生活出来ます。
年金生活ともなると、予算の事が心配になったりするかもしれませんから、老後の事も考えて住むという事を念頭に置くならば、手越原と千代田は有力候補です。
手越原の場合はホームセンターが近く、千代田は静清バイパスが近いので、車を所有してる人にとっては便利な環境となります。
そして、この地区はかつて手越河原の戦いの場となった事でも有名です。
私の友人は現在この地区に在住しています。
理由は車通勤をする旦那さんの事を配慮しての事や、友人本人も車以外に公共交通機関でのショッピングや、経済的に優しい環境だったからの選択でした。
「駿河区のここが無かったら、私は静岡市をを選んでいなかったのかもしれない」と未だに言っている程です。
経済的にもリーズナブル、交通手段も豊富で便利。
正に庶民にとっては素晴らしい環境なのかもしれません。
私はその話を聞いていて、「旦那が静岡に転勤になったら一緒にここへ住みたいな」と思いました。
歴史ある場所、手越原と千代田。
この地区へ移住するのも良いでしょう。
3位駿河区大谷
3位は、駿河区の大谷という地区です。
この地区は近隣になる静岡大学への最適な住宅スポットにもなっています。
ただ、この地区にはデメリットがありまして。
バスなど公的交通機関も多いですが、少し街まで遠く深夜になると帰れない場合もあるので、大学生でも原付きはあると便利です。(引用:Shizoka Clear)
清水へのルートが近く、駿河区の久能の方面から海方面へと行く事が出来ますので、海を観に行ったりして定年後の生活環境を整えるには最適でしょう。
私は海が好きですので、旦那と一緒に行ってみたいと思います。
ただ、注意点としては、賃貸等の建物が古いですから物件選びをする際は充分注意して下さい。
私の友人と将来の事について話をしましたら、「国立の静岡大学へ子供が行きたいと言って来たら、住む場所を一緒に気を付けて探して行きたいと思ったりするよ」って言ったりしています。
私の子供がもし静岡大学へ行くとなった場合には、その地域の事を充分に把握してから進ませたいですね。
安易に決められませんし、毎日通学もそうですが生活も1人でやって行かなければならないので、身の事も考えたら余計に心配になります。
そういった意味では、物件選びは慎重に行う事が大切です。
定年後に移住する際、偶然にもお子さん・お孫さんが静岡大学へ進学するとなった場合は、この駿河区大谷を検討してみては如何でしょうか。
まとめ
今回は静岡県静岡市に定年退職後移住する魅力は何があるのかをご紹介しました。
以下がまとめとなります。
静岡市の魅力
- 漁業が盛んで、マグロの漁獲量は日本一
- 静岡市の山間部にある、オクシズで自然を満喫出来る
- 寒暖の差が激しく無く、新幹線で名古屋や東京へ約1時間で行く事が出来る
静岡市のデメリット
- 終電が23時までと、都内に比べて早い
- 移住直後の近所付き合いが馴染み難い
- 公共交通機関が少なく、車社会となっている
お勧めの区
- 高級住宅地だが、その分公共交通機関や教育機関がある、清水区の草薙・国吉田周辺
- 経済面や車での移動等にも助かる、駿河区の手越原と千代田
- 国立静岡大学へと通学したいのなら、駿河区大谷
こうして、定年後の静岡市でのライフプランを考え、今まで頑張って働いて来た分リフレッシュして欲しいです。
大変な思いをしながらもずっと社会人として第一線で働いて来たのですから、これからの道は自分の楽しみを静岡市へ移住して思う存分味わって下さい。
それが、定年退職後の素晴らしいライフワークとなる事でしょう。